近所の緑地で撮影した画像を確認していたら、ヒトスジシマカ(一筋縞蚊:Aedes (Stegomyia) albopictus )が左腕にとまって吸血を始めた。
片手でカメラを構えてシャッターを切ったが、後でかゆくなるのも嫌なので早々に追い払った。
ヒトスジシマカは白黒の模様が美しいヤブ蚊だけど、昆虫を撮影していれば必ずと言っていいほど刺されてしまう。
それにしても画像を確認して気づいたのだけど、かなりブッスリと刺されるのだな。
昨年の今頃、東京の代々木公園を中心にデング熱の集団感染が社会問題となったが、ヒトスジシマカは、デング熱を媒介する主要な蚊のひとつだ。
住宅、墓地、公園などの小さな水溜りでもよく繁殖するから駆除するのは厄介だし、本来は雑木林の洞や竹林の切り株に溜まった水で繁殖している。
完全に駆除することなど到底不可能だから、アウトドアの感染症対策はできるだけ刺されないようにするしかないだろう。
吸血中の写真を撮るなど、悠長すぎるかもね。
今年は国内の集団感染は報告されていないが、インドの首都デリーでは過去数年間で最悪の被害が発生しているそうだ。
国内で集団感染がいつ発生してもおかしくない状況であることは変わらない。
Please click the nether banner if you sympathized with this blog.
Thank you very much.
近所の緑地を歩いていたら、遊歩道の階段でシオヤアブ(塩屋虻:Promachus yesonicus )のペアが交尾をしているところに出くわした。
昆虫界"最強ハンター"の呼び声も高いムシヒキアブだが、交尾中は無防備極まりない。
ゆっくりと動けばかなり近づくことができる。
雌雄で外観の違いは少ないが、オスの腹端には白色の体毛が密生している。
右手がオス、左手がメスだね。
ムシヒキアブの仲間の複眼は、トンボに匹敵するくらい単眼が緻密に集合している。
狩人の証だね。
Please click the nether banner if you sympathized with this blog.
Thank you very much.
瀬上池の畔に咲くハンゲショウの花にアシナガバチが飛んで来たのでカメラのレンズを向けた。
ファインダーでハチにピントを合わせて、ようやく間違いに気付いた。
この昆虫はアシナガバチではなく、ハナアブの仲間であるスズキナガハナアブ(鈴木長花虻:Spilomyia suzukii )だったのだ。
擬態する昆虫は数多いが、このハナアブはモデルのアシナガバチにそっくりだ。
ハチを見慣れている私でも騙されてしまうのだから、見事な擬態だな。
頭部をよく見ると、確かにハエの仲間だということが分かるね。
このハナアブはクヌギなどの樹液も訪れるらしいが、未だ見たことがないな。
Please click the nether banner if you sympathized with this blog.
Thank you very much.
"氷取沢市民の森"の遊歩道で、ビロウドツリアブ(吊虻)が地面にとまっているのを見つけた。
早春から姿を現すこのアブは、上手にホバリングをして長い口吻で花の蜜を吸う。
まるで、花から吊り下がっているように見えるから"吊りアブ"なのだ。
ずんぐりとした体はユーモラスだけど、飛行能力は高い。
ホバリングの名手でありながら、俊敏に飛び回ることができる。
地面にとまっている間も、翅を動かし続けているのは体温を上昇させるためだろうか。
Please click the nether banner if you sympathized with this blog.
Thank you very much.
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 |
15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 |
22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 |
29 | 30 |
最近のコメント