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2012年9月15日 (土)

夏をあきらめて

日本の夏からセミの声がなくなったら、どんなに淋しいことだろう。
盛夏には賑やかというよりうるさいほどだったセミの声も、9月も中旬になり次第に収まりをみせてきた。

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数年間の幼虫時代を地中で過ごしたセミは、生命を繋ぐためにオスは渾身のラブソングを歌い、メスがこれに応える。
恋の成果は歌声にかかっているのだから、相手を間違えないように種によって歌声が全く異なるのだろう。

日本ではお馴染みのアブラゼミ(油蟬:Graptopsaltria nigrofuscata )だけど、実は世界的にはとても珍しい。
どこが・・・?と思うけど、翅の色が透明でなく褐色をしているセミは極めて少数派なのだ。

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関東地方では、ミンミンゼミ(ミンミン蝉:Hyalessa maculaticollis )の鳴き声は夏の風物詩になっている。
だけど、西日本の市街地ではミンミンゼミは少なく、クマゼミやアブラゼミの声が主流になるそうだ。
その地域によって"夏の音"が異なるのだね。

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今、横須賀で一番元気に鳴いているのが、ツクツクボウシ(つくつく法師:Meimuna opalifera )だね。
このセミの鳴き声はとにかくユニークだ。
序奏から始まり、次第にアップテンポになり、余韻をもって終わる。
こんなに複雑な鳴き方をするセミは世界的にも稀有と言われている。
他種のセミとの違いを鳴き声で強く主張するタイプのようだね。

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私が一番好きなセミの声はヒグラシ(日暮:Tanna japonensis )だね。
7月から9月まで鳴き声が聞こえるけど、晩夏の夕暮れに聞く声は"夏の終わり"が感じられ、少し感傷的な気持ちにさせられる。

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そういえば、去年はとてもうるさく感じられたクマゼミの声が、今年は少なかったように思う。
羽化する個体が少なかったのだろうか、理由は分からないけどちょっと気になるね。

よく"セミの成虫の寿命は1週間"といわれるけど、どうやらこれは誤りらしく、1か月位は生きているそうだ。
ひと夏を謳歌したセミの声が聞こえなくなると、いよいよ夏も終わりだね。
名残惜しいけど、仕方がない。

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