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2012年9月の記事

2012年9月30日 (日)

かもめの水兵さん

かもめの水兵さん

並んだ水兵さん

白い帽子 白いシャツ 白い服

波にチャップチャップ 浮かんでる

かもめの水兵さん
作詞 武内俊子 作曲 河村光陽

作詞者が横浜の大桟橋に行った時、多数のカモメを見てこの歌詞を作ったそうだ。

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P8200164

この童謡が作られたのは70年以上も前だけど、横浜港にカモメがいる風景は今も変わらない。
山下公園に係留されている"氷川丸"の錨鎖には、カモメが列になってとまっている。

P8200143

1930年(昭和5年)にシアトル航路に就航した貨客船"氷川丸"には、チャールズ・チャップリンなどの著名人が乗船するなど多くの逸話が残されている。
太平洋戦争の影響でシアトル航路が閉鎖された後、海軍に徴用されて病院船として使用されたこともある。

P8200170

戦後に国際航路に復帰し、1960年(昭和35年)に引退するまで、北太平洋を238回横断して、延べ25,000人余りの乗客を運んだそうだ。

P8200198

1961年(昭和36年)貨客船としての役割を終えた氷川丸は、横浜の山下公園前に係留された。
それから50年が経ち、氷川丸は山下公園にすっかり溶け込んでいる。

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2012年9月29日 (土)

一緒に雨宿り

箱根湿生花園を訪れた日は、時々、雨が降る天候だった。
園路を歩いていたら雨脚が強くなったので樹下で雨宿りをしていたら、葉の裏にとまっているキタキチョウ(北黄蝶:Eurema hecabe )を見つけた。

P9010757

昆虫の体表は撥水性が高いけど、やはり濡れるのはできるだけ避けたいのだろう。
この体勢なら、多少の雨が降っても翅や体が濡れない。

P9010759

しばらくの間、このチョウと同じ樹下で雨宿りをしたら、親近感が湧いてきたね。
もちろん、キタキチョウは私など知ったことではないけど。

P9010752

雨が止んで薄日が差してくると、葉の表に回って体を温める。
チョウの気持ちが察せられたひと時だったね。

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2012年9月28日 (金)

虫を食らう草

ギザギザした歯のように見えるのはハエトリグサ(蠅捕草:Dionaea muscipula )の葉だ。
北アメリカ原産のハエトリグサは、"虫を食らう"食虫植物として有名だね。

P9010662

ハエトリグサだって植物だから、光合成で糖を生産している。
虫を捕らえるのは肥料を得るようなもので、生存上不可欠というものでもないらしい。

P9010688

葉の内側には小さな感覚毛があって、これに昆虫が2回以上触れると瞬時に葉を閉じて獲物を閉じ込めてしまう。
植物なのにまるで意思があるように感じさせる運動だね。

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ハエトリグサは北米の植物だけど、日本にだって食虫植物は生息している。

北海道から九州までの湿地帯に自生するモウセンゴケ (毛氈苔:Drosera rotundifolia ) は、葉に生えた毛から粘液を分泌して虫を捕らえる。
"苔"という名がついているけれど花を咲かせる被子植物だ。

P9010668

ハエトリグサに比べると少し地味だけど、モウセンゴケだってかなり魅力的だね。
湿原の減少によってモウセンゴケは多くの都道府県で絶滅危惧種に指定されているそうだ。

これらの食虫植物は"箱根湿生花園"で展示されていた。
この植物園では毎年のように食虫植物展を開催している。
植物なのに昆虫を食らう意外性が面白い。

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2012年9月27日 (木)

箱根湿生花園

"箱根湿生花園"がある仙石原は、過去に繰り返された箱根の火山活動で形成された高層湿原だ。

箱根湿生花園は湿原に生育する植物を中心にした植物園で、早春から初冬までの季節の花を見ることができる。
自宅からは少し遠いけど、年に2、3回は出かけている。

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毒草としても知られるサワギキョウ(沢桔梗)は、青く美しい花を咲かせる。

P9010920

ツリフネソウ(釣船草) の花はとても面白い形をしている。
一番奥に蓄えられた花蜜を求めて、ハナバチが花に潜りこむとハチの背中に花粉が付くようになっているのだ。
植物と昆虫の共進化、相利共生の一例だね。

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シソ科のアキギリ(秋桐)は、秋に咲く花が"キリ"の花に似ていることが名前の由来とのこと。
いかにもシソ科の花らしいけどね。

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タムラソウ(田村草)の花は一見するとアザミの花にとてもよく似ているが、葉に棘がないので見分けることができる。
綺麗な色をしているね。

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釣鐘形の花を咲かせるツリガネニンジン(釣鐘人参)は、根が太くて"チョウセンニンジン"に似ているそうだ。

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高原や亜高山の湿った草地などに生えるアサマフウロ(浅間風露)が可愛らしい花を咲かせている。
和名は浅間高原に多いこと由来らしい。
"風露"とはなんとも風流な名だね。

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"秋の七草"のひとつ、オミナエシ(女郎花)をイチモンジセセリ(一文字挵:Parnara guttata ) が訪れていた。

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花弁が退化したワレモコウ(割木瓜・吾亦紅)の花は、渋い紅色をしている。
ちょっと地味だけど良い色だ。

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ハマナスなのに漢字表記が"浜梨"となっている。
間違えているのかと思ったが、ハマナスの名は、海岸の砂地に生えて果実が梨に似た形をしていることが由来らしい。
"ハマナシ"が訛ってハマナスに転じたもので、茄子とは関係ないそうだ。

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釣鐘型をしたジャコウソウ(麝香草)の花も可愛らしい。

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女子サッカー日本代表の活躍ですっかり人気者になった"ナデシコ"はカワラナデシコ(河原撫子)の異名だ。
花弁の先端が細かく裂けているのが特徴だね。
可憐な容姿が人気を集め、江戸時代には変わり花が盛んに栽培されたそうだ。
ナデシコも秋の七草のひとつだね。

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(撮影日は2012年9月1日)

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2012年9月26日 (水)

鷺のごとく

サギソウ(鷺草:Habenaria radiataPecteilis radiata ))の花が見たくなり、箱根湿生花園に出かけた。
園芸店に行けば鉢植えを売っているのだが、自生に近い状態を見たかったのだ。
自生といっても植物園だから人の手で管理されているけどね。

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湿地を好む多年草のサギソウは、7月~8月に白い花を咲かせる。
細かく裂けた幅広の花弁が、まるで白鷺の翼のように見えることが名前の由来だ。

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美しい花なので観賞用に栽培されたものが安価に販売されているけど、同じ株を数年にわたって栽培するのは難しいそうだ。

P9010726

花が目立つので、保護された自生地でも盗掘されることが多いらしい。
自宅の庭にこの花が咲いていたら楽しいだろうけど、やはり自生地を訪ねるのが良いと思う。

(撮影日は2012年9月1日) 

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2012年9月25日 (火)

浦賀ドック

横須賀市の浦賀湾は、海が深く入り込んだ細長い入り江になっている。
かつて、ここに国内有数の造船所があって、大小の艦船が多数接岸されていた。

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浦賀での造船の歴史は1853年(嘉永6年)のペリー来航までさかのぼる。
幕府が浦賀造船所を設置し、国産軍艦"鳳凰丸"を建造したのだ。
1859年(安政6年)には、国内初のドライドックでアメリカに出航する"咸臨丸"の整備が行われている。

一時期閉鎖された浦賀造船所だけど、1897年(明治30年)に"浦賀船渠"が設立された。
以来100年以上にわたって、1,000隻にのぼる艦船を建造した浦賀ドッグは、2003年(平成15年)3月に閉鎖された。

今はひっそりと静まり返っているが、巨大なクレーンやドライドックをフェンス越しに見ることができる。

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レンガ積みドライドックは、世界でも4か所にしか現存していないそうだ。
貴重な文化遺産ならば、早く保存措置を講じないと傷んでしまいそうで心配だね。

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高さ30メートルを超えたクレーンは、上部が取り外されている。

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常に潮風が吹き付ける場所にあるから、あっという間に金属は腐食していく。
防錆の塗装をしなければ、遠からず朽ち果てて保存も難しくなるだろう。

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高さ2メートル弱のレンガ塀は、浦賀船渠が設立された明治30年頃のものだろうか。
見た目が美しい"フランドル(フランス)積み"だね。

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明治中期以降のレンガ建造物にフランドル積みは少ないと言われている。
このあたりの由来も調べてみたいね。

P7290518

細長い浦賀湾の対岸に行くためには、陸路を大きく迂回しなくてはならない。
これでは不便ということで、江戸時代から湾口を連絡する渡し舟があった。

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現在でも、"御座船"風のエンジン船が運行され、地域の大切な交通手段になっている。
利用料金は大人150円、小人50円、運行時間は朝7時から夕方6時ごろまでとのこと。
正午から午後1時までは昼休みというのがのどかで良い。
所要時間はほんの数分間だから船旅気分は味わえないけど、天気が良い日は潮風が心地良い。

P7290534

発着時間は定まっておらず、利用客が訪れたら直ちに出航というのも面白い。
因みに、この航路は、"浦賀海道"と名付けられ、全国でも珍しい水上の市道(2073号線)になっているそうだ。

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2012年9月24日 (月)

小鬼

コオニヤンマ(小鬼蜻蜓:Sieboldius albardae )の成虫は5月から9月頃まで見ることができる。
川岸の枝や石の上にとまっていることが多い。

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"小さなオニヤンマ"が和名の由来だろう。
実際、カラーリングはよく似ているね。

P8120281

そっと近づいて写真をとろうとするのだが、なかなか敏感な個体で逃げられてしまう。

でも、どうやらお気に入りの場所があるようで、同じ場所に戻ってくること多い。
逃げられても諦めずに粘れば意外に近寄ることができるね。

コオニヤンマの複眼はエメラルドのように美しい。
この輝きは生命の証で、命が尽きると急速に色褪せていく。

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標本にしてもこの美しさを保存することはできないのだ。

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2012年9月23日 (日)

墨流し

チョウの和名には、"~アゲハ"、"~タテハ"、"~シジミ"など、分類上、どのグループに属するかが分かるものが多い。

もちろん例外も多く、スミナガシ(墨流:Dichorragia nesimachus nesiotes )もそのひとつだ。
スミナガシはタテハチョウのファミリーで、日本から東南アジアに分布するチョウだ。
"墨流し"の名は翅の色合いと模様を形容しているのだろう。
確かに独特な雰囲気を持っている。

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幼虫の食草はヤマビワやアワブキで、成虫は樹液や果実などに集まり、花を訪れることはほとんどない。
つまり、スミナガシは雑木林の昆虫で、街中や住宅地で見かけることは少ない。
活動時間が夕方ということもあって、私が成虫を見たのは数回しかないね。

P9091773

以前、群馬県の倉渕村で見たときは、大きな糞に集まっていた。
できるだけ糞が写らないように撮ったのだけど、とてもブログには載せられる写真ではない・・・。

雑木林が減少するにつれてスミナガシも個体数を減らしているようだ。
レッドデータでは、千葉県で絶滅危惧Ⅱ類、大阪府と香川県で準絶滅危惧種に指定されている。
撮影したのは神奈川県小田原市内の雑木林だけど、県内でも"要注目種"となっているので数を減らしているのは間違いないだろう。

環境の変化で減少傾向にある昆虫種のひとつだね。

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2012年9月22日 (土)

秋分

"秋分(しゅうぶん)"
秋の彼岸の中日、昼夜がほぼ等しくなる

緑地を歩いていたら、遊歩道にクリの実が落ちていた。
まだ小さく未熟なのに、風に吹かれて落ちてしまったのだろうか。

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"暑さ寒さも彼岸まで"

この句は概ね当たっているように思う。
今日は半袖では少し肌寒いくらいで、これから日々秋めいてくるのだろうね。

二十四節気(にじゅうしせっき)は、1年の太陽の黄道上の動きを視黄経の15度ごとに24等分して決められている。
太陰太陽暦(旧暦)では季節を表すために用いられていた。

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2012年9月21日 (金)

モンキアゲハ

モンキアゲハ(紋黄揚羽:Papilio helenus )は国内最大級のチョウで、特に神奈川県の三浦半島に生息するモンキアゲハは大きいことで知られている。。
5~10月頃に近所の丘陵を歩くと、黒い大型のチョウが何頭も頭上を飛んでいくが、多くはこのモンキアゲハだね。
近くにはミカン畑が広がっているから、ここから発生しているのかもしれない。
農薬が撒かれていなければだけど・・・。

山道を歩いていると、湿った地面に舞い降りたモンキアゲハが吸水しているのをよく見かける。

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モンキアゲハの幼虫はミカン科の植物を食草とするから、住宅地の庭木にもよく飛んでくるね。
暖地の横須賀では、年3回は発生を繰り返し10月過ぎに孵化した幼虫が蛹になって冬を越す。

羽化してずいぶん日が経ったと思われる個体がじっと葉にとまっていた。
鳥に襲われて逃げ延びたのだろうか、右の前翅がボロボロで後翅の尾状突起も失われている。

P9081466

成虫の寿命は数週間だろうが、多くの個体は天敵に命を奪われる。
ここまで生き延びたこのチョウも、次の世代に命を引き継いで間もなく一生を終えるのだろう。

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2012年9月20日 (木)

巣材集め

小田原市の石垣山一夜城歴史公園を歩いていたら、二の丸の散策路にハチが飛んでいた。
地面に降りたので、近づいてみるとムモントックリバチ(無紋徳利蜂:Eumenes rubronotatus )だった。

巣材集め

ムモントックリバチは湿らせた砂を材料にして巣を作る。
様子を窺っていたら、やはり砂から泥団子を造りはじめた。

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口に含んだ水を吐き出して乾燥した砂を湿らせ、顎と前脚を使って器用に丸めていく。

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いつ見ても手際が良い仕事だね。

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"たいへんよくできました”

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2012年9月19日 (水)

Lotus

花の盛りは過ぎていたが、上野の不忍池は一面のハス(蓮:Nelumbo nucifera )で覆われていた。

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巨大な葉は高く立ち上がり、少し離れると水面は全く見えなくなる。

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多弁で巨大な花は独特の雰囲気があるね。

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ハスの葉や花にはほとんど汚れが付かない。
微細構造をした葉の表面は極めて撥水性が高く、驚くくらいに水を弾く。
これをロータス(Lotus)効果というらしい。
ハスが神秘的な理由のひとつだね。

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花弁が散った後には、アシナガバチの巣に似た形の花托が残される。

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そもそもハスの古名は"はちす"というが、花托を"蜂の巣"に見立てたのが由来らしい。
なるほどねぇ。確かに似ている。

(撮影日は2012年9月2日)

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2012年9月18日 (火)

天地明察

映画"天地明察"を観た。

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江戸時代前期、誤差が大きくなった"授時暦"の改暦に尽力した安井算哲(渋川春海)の奮闘を描いた物語だ。

内容はネタばれになるので記さないが、好感がもてるキャスト、飽きさせないストーリーで、長尺の映画だけど最後まで楽しめた。

主題から外れるけど、江戸時代の"大天才”数学者の関孝和、囲碁の本因坊道策、会津藩主保科正之などの登場人物も興味深かったね。

元々、安井算哲は棋士なので囲碁のシーンが何回か出てくる。
私は囲碁には全くの無知なので、この映画を見て囲碁のタイトル戦になっている"本因坊"の意味が初めて分かった。
囲碁ファンの人にはより楽しめる映画だろうね。

P5218454r
(撮影日は2012年5月21日)

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(撮影日は2012年6月6日)

今年は、金環日食、金星の太陽面通過など、天体ショーの当たり年だ。

金環日食~少し残念~

金星の太陽面通過

映画の中に日食が何回か登場するが、江戸時代の人々はどのように感じたのだろう。

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2012年9月17日 (月)

木陰の休息

横須賀では、アオスジアゲハ(青条揚羽:Graphium sarpedon )をよく見かける。
照葉樹林の丘陵が連なる三浦半島にはアオスジアゲハの幼虫が食草とするタブノキ、クスノキが多いからね。

Loving now !!(アオスジアゲハ)

観音崎公園の林を歩いていたら、葉に留まって動かないアオスジアゲハを見つけた。

P7290331

アオスジアゲハは、ただ単純に飛ぶのが好きなのではないかと思うほど、ヒラヒラ、クルクルとめまぐるしく飛び回る。
こんな時でないと写真を撮るのは難しいね。

P7290345

アゲハチョウのファミリーは、とまる時に翅を開く種が多い。
でも、アオスジアゲハは閉じたままとまっていることがほとんどだ。

このチョウは数分間、動かずに葉にとまっていた。
8月の猛暑日、木陰で休息を取っていたのだろうか。

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2012年9月16日 (日)

命のあと

夏を謳歌したセミたちにも命が尽きる時がやってきた。

アブラゼミの翅をクロヤマアリ(黒山蟻:Formica japonica )が引いている。
セミの翅はアリの巣の糧となり、別の命に姿を変えていく。

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地面に落ちたアブラゼミの躯からキイロスズメバチ(黄色雀蜂:Vespa simillima xanthoptera )が胸の筋肉を切り取っていた。

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器用に手早く、肉団子を作っている。
巣に持ち帰って幼虫に与えるのだ。
彼女たちの巣では、次の世代が生まれつつある。
セミの躯を食べて巣立ったハチが生命を繋いでいく。

P8260418r

命は単に世代を継ぐだけでなく、物質の循環としても他の生命と繋がっているね。

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2012年9月15日 (土)

夏をあきらめて

日本の夏からセミの声がなくなったら、どんなに淋しいことだろう。
盛夏には賑やかというよりうるさいほどだったセミの声も、9月も中旬になり次第に収まりをみせてきた。

P7290279

数年間の幼虫時代を地中で過ごしたセミは、生命を繋ぐためにオスは渾身のラブソングを歌い、メスがこれに応える。
恋の成果は歌声にかかっているのだから、相手を間違えないように種によって歌声が全く異なるのだろう。

日本ではお馴染みのアブラゼミ(油蟬:Graptopsaltria nigrofuscata )だけど、実は世界的にはとても珍しい。
どこが・・・?と思うけど、翅の色が透明でなく褐色をしているセミは極めて少数派なのだ。

P8100250

関東地方では、ミンミンゼミ(ミンミン蝉:Hyalessa maculaticollis )の鳴き声は夏の風物詩になっている。
だけど、西日本の市街地ではミンミンゼミは少なく、クマゼミやアブラゼミの声が主流になるそうだ。
その地域によって"夏の音"が異なるのだね。

P8190091

今、横須賀で一番元気に鳴いているのが、ツクツクボウシ(つくつく法師:Meimuna opalifera )だね。
このセミの鳴き声はとにかくユニークだ。
序奏から始まり、次第にアップテンポになり、余韻をもって終わる。
こんなに複雑な鳴き方をするセミは世界的にも稀有と言われている。
他種のセミとの違いを鳴き声で強く主張するタイプのようだね。

P8260536

私が一番好きなセミの声はヒグラシ(日暮:Tanna japonensis )だね。
7月から9月まで鳴き声が聞こえるけど、晩夏の夕暮れに聞く声は"夏の終わり"が感じられ、少し感傷的な気持ちにさせられる。

P8260560

そういえば、去年はとてもうるさく感じられたクマゼミの声が、今年は少なかったように思う。
羽化する個体が少なかったのだろうか、理由は分からないけどちょっと気になるね。

よく"セミの成虫の寿命は1週間"といわれるけど、どうやらこれは誤りらしく、1か月位は生きているそうだ。
ひと夏を謳歌したセミの声が聞こえなくなると、いよいよ夏も終わりだね。
名残惜しいけど、仕方がない。

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2012年9月14日 (金)

百日紅

花が少なくなる真夏に、サルスベリ(百日紅:Lagerstroemia indica )の花は街に彩りを与えてくれる。

花が美しく、病気にも強いので庭、公園、街路に植えられていることが多いね。
花期も意外に長い。

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サルスベリは中国南部が原産で、漢字表記の"百日紅"は中国名でもある。

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サルスベリの幹は成長するにつれて古い樹皮が剥がれ落ち、新しいすべすべの樹皮に更新されていく。
この様が"猿滑り"の名になったのだから、"猿滑"の漢字表記のほうが和名には似合うと思うけど情緒に欠けるかな。

花は赤色が多いけど、他にもピンク、白などの色があって楽しめる。

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青い空にサルスベリの花はよく映える。

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2012年9月12日 (水)

第三種換気設備

小田原市の"石垣山一夜城歴史公園"の近くに観光農園がある。
ここに、セイヨウミツバチ (西洋蜜蜂:Apis mellifera ) の巣箱が置いてあった。
ミツバチの巣箱を間近で見る機会はあまりないので、傍に近寄ってみた。

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普通、養蜂家が飼養するのはセイヨウミツバチだ。
日本の在来種であるニホンミツバチ(日本蜜蜂:Apis cerana japonica )に比べて、飼い易く、ハチミツの収量が多いのがその理由だ。

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暑い日だったので巣箱内の温度がかなり上昇しているのだろう、たくさんの働きバチが巣箱の外側に出ている。
巣箱内にいるハチの数が多ければ、満員の通勤電車のようになってしまうからね。

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こんな時、ミツバチは面白い行動をとる。
何頭かの働きバチが巣の出入口に陣取り、翅を羽ばたかせて巣内の換気をするのだ。

P9091885

誰に命令されるわけでもなく、自発的に換気扇の役割を果たすようで、巣内の温度が高いほど、その任につく働きバチの数も増える。
個々の換気能力は小さいけど、室温が高くなると運転台数が増えるのだね。

P9091876_2

頭を巣の内方、腹を外方に向けて一生懸命羽ばたいている。

P9091882

そう、セイヨウミツバチは巣の内部から外に向かって送風する。
ニホンミツバチの送風とは風の向きが反対なのだ。

空調完備のマイホーム

なぜ、このような習性の違いが生じたのだろうか。
とても興味深いね。

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Eeating now !!(カメムシの幼虫)

"クヌギ酒場"のすぐ近くの葉の裏に小さな昆虫がいるのに気づいた。
足場が悪くて近づくことができない場所なので、遠くから撮影したらカメムシの幼虫が甲虫を捕らえたところだった。

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自分より大きな獲物を捕らえ、これをぶら下げたまま体液を吸おうとしている。
大した力持ちだし、恐ろしいハンターだね。

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2012年9月11日 (火)

クヌギ酒場

やはり夏の昆虫といえば、クヌギ(櫟、椚:Quercus acutissima )の樹液に集まる虫たちだ。
クヌギの幹に傷がつくと樹液がしみ出してこれを塞ぐ。
果糖、ブドウ糖を含む樹液がアルコール発酵すると昆虫界の飲兵衛たちが一杯ひっかけに集まってくる。

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日中のクヌギ酒場で数が多いのは、カナブン(金蚊:Rhomborrhina japonica )だね。

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同属のクロカナブン(黒金蚊:Rhomborrhina polita )も何頭か集まっていた。

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サトキマダラヒカゲ(里黄斑日陰蝶:Neope goschkevitschii ) もクヌギ酒場の常連だ。
このチョウは花を訪れることがほとんどない。

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ルリタテハ(瑠璃立羽:Kaniska canace )も花より樹液を好むチョウだ。
機敏に飛び回るので、こんな時でないと撮影することはできないね。

P8120180

酒場に集まるチョウは喧嘩早い。
場所取りでカナブンなどの甲虫を翅でパシパシ打ち付けることもあるから、翅がすぐにボロボロになってしまう。

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コガタスズメバチ(小形雀蜂:Vespa analis )も仕事の合間にクヌギ酒場で一杯やっている。

P8250249r

ヨツボシケシキスイ(四星芥子木吸:Librodor japonicus )はケシキスイ科の甲虫だ。
虫好きでなければあまり馴染みがない昆虫だけど、クヌギ酒場ではよく見かける。
小さな昆虫だけど、よく見ると立派な大顎を持っているのが分かる。

P8120135

酩酊するクヌギ酒場の面々を背後からカマキリが覗き込んでいるのが可笑しい。

P8250140

サトキマダラヒカゲを捕らえようとしたのだろうか、前脚が狩猟モードになっている。
私が近寄りすぎたのでサトキマダラヒカゲは飛び去ってしまった。

人気者のカブトムシやノコギリクワガタは夜にならないと姿を現さない。
撮影するなら早朝が狙い時だけど、虫取りの子ども達と早起き競争をしなくてはならないね。

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2012年9月10日 (月)

身だしなみ

ルリモンハナバチ(瑠璃紋花蜂:Thyreus decorus )が花に飛んできた。

P8260330r

当然、花蜜を吸うと思ったらどうも様子がおかしい。
大顎で花穂をカプッとくわえて、脚を離した。
顎だけで全体重を支えている。

P8260340r

次に、なんと6本の脚を使って体の掃除を始めたのだ。
ミツバチなども綺麗好きで、時々体に付いた花粉やごみなどを掃除しているけど、全ての脚を使ったブラッシングは始めて見たね。

P8260343r

流石に洒落者はやることが違う。

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2012年9月 9日 (日)

青いハチ

職場の友人に"青いハチ"ルリモンハナバチ(瑠璃紋花蜂:Thyreus decorus )の話をした。

Blue~青いハチ

自宅近くの緑地でたまに見かけるけど、数が少ないからシャッターチャンスになかなか恵まれない。
レッドデータでは、京都府などで絶滅危惧種に指定されているなどと話したら、そのハチならたくさんいる場所を知っていると友人は言う。

半信半疑で聞いていたら、友人が写真を見せてくれた。
少しボケているけど、写っているハチは間違いなくルリモンハナバチだ。

虫撮り屋を標榜しているのに、これでは面目ない。
早速、ピンポイントで教えてもらった場所に行ってみたが、ルリモンハナバチの姿はない。
30分ほどその場で待っていたがハチは現れない。

仕方がないので、付近を捜索することにした。
"氷取沢市民の森"の少し開けた草地にハナバチが飛んでいた。
飛び交うハナバチを目で追っていたら、黒っぽいハチがいる。

近寄ってみたらルリモンハナバチだった。

P8260354r

訪れる花が小さく蜜量が少ないのだろう、ひとつの花に留まるのは数秒間に過ぎない。
次々と忙しなく移動するからフレームに納めるのも難しい。

黒地に瑠璃色のラインが入った美しい姿だね。
翅には黒のぼかしが入っている。

P8260396r

ハチのイメージカラーは黒と黄だ。
"近づくな!危険!"という警戒色になっているようで、アブやカミキリムシには黒と黄の体色をしたハチに擬態する種がいる。

ルリモンハナバチのこの体色には、どんなメリットがあるのだろう。

P8260395r

しばらく撮影を続けて、気づいたことがある。
フラッシュを使わずに自然光で撮りたかったので、陽が当たる所で待ち構えるのだが、なかなかやって来ない。
すぐ近くの日陰の花々を巡回している。
どうやら、ルリモンハナバチは日向より日陰を好むように思えるね。

P8260394r

フラッシュ光をあてると青色が鮮明になるが、日陰を飛んでいる姿はそれほど目立たない。
この色は意外と環境に隠蔽するのかもしれないね。

P8260398r

瑠璃色をした昆虫は美しい。

Blue~ルリボシカミキリの青

この青は私の心を惹き付けるけど、そんな私にはお構いなしにルリモンハナバチは自らの糧である花蜜を求め続ける。

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2012年9月 8日 (土)

あんまりな名前

夏になると、手入れが放置されたネットフェンスなどに蔓状の植物が繁茂しているのを目にする。

よく見ると白くて小さな可憐な花が咲いている。
この植物の名はヘクソカズラ (屁糞葛:Paederia scandens )という。

P8180229

葉や茎を傷付けると悪臭を放つことが名の由来らしいが、それにしてもあんまりな名前だね。

R0011306

本当に"屁"や"糞"のような臭いがするのか、試してみるべきなのだろうが、未だその勇気がない。

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2012年9月 7日 (金)

白露

"白露(はくろ)"
しらつゆが草に宿る

この週末も神奈川県の天気は今ひとつだ。
夏の虫達ともそろそろお別れの時季なので雨が降ると空が恨めしい。

P8120019
(撮影日は2012年8月12日)

少し前になるけど、今年も自宅前の擁壁にテッポウユリ(鉄砲百合:Lilium longiflorum )が咲いた。
ここ数年、この界隈の夏の風物詩になっているね。

"ど根性ユリ"

来週になると、だいぶ秋めいてくるようだ。
暑い暑いと文句をいいながら、去り行く夏に別れ難い。

二十四節気(にじゅうしせっき)は、1年の太陽の黄道上の動きを視黄経の15度ごとに24等分して決められている。
太陰太陽暦(旧暦)では季節を表すために用いられていた。

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2012年9月 6日 (木)

蒼鷺

横浜市内の"瀬上市民の森"に虫撮りに行った。

池辺でトンボを探しいていたら、大きな鳥がいるのに気づいた。
そっと近づいてみたら、アオサギ(蒼鷺:Ardea cinerea )が餌を探しているところだった。

R0011855

岸近くの水中をじっと見つめ、狙いを定めている。
小魚かエビがいるらしい。

R0011847

このアオサギは人の姿に慣れているのだろうか、5メートルほどの距離に近寄っても逃げようとしない。

P8260486

たらふく食べて満腹になったのだろう、羽繕いを始めた。

P8260491

横浜市南部に位置する円海山周辺は貴重な緑地として保全されている。
散策路が整備され、訪れる人が多い。
谷戸が多く水辺もあるので多種の昆虫が生息している。
自宅からは少し離れているけど虫撮りには良い場所だ。

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2012年9月 5日 (水)

枝豆

夏はビールに枝豆という人が多い。
私は酒をほとんど飲まないけど、塩茹でした枝豆は大好物だ。
食べ始めると止まらなくなり、家族に呆れられるほど空さやの山ができる。

R0011742

未成熟の大豆を食べる"枝豆"の歴史は奈良時代からのもので、江戸時代には街中に"枝豆売り"が登場したそうだ。
今のように枝からさやを外さず、枝に付いたまま茹でたものが売られていたので"枝付き豆"と呼ばれ、これが"枝豆"になったらしい。

この枝豆は、職場の友人が家庭菜園で作ったものを頂いた。

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(2012年6月13日)

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(2012年6月24日)

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(2012年7月5日)

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(2012年7月15日)

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(2012年7月25日)

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(2012年7月25日)

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(2012年8月5日)

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(2012年8月20日)

240822
(2012年8月13日)

友人が枝豆の生長を写真に撮ってくれた。
発芽してから収穫まで2か月以上かかるのだね。

枝豆の葉を食べる"害虫"もいるし、夏場の水遣りも欠かせない。
不精な私にはとても真似できないが、掛けた手間が収穫という成果となって実感できるのが、家庭菜園の魅力なのかもしれないね。

言うまでもないが、枝豆は私が美味しく頂いた。
自分が食べる作物の生育過程を知ると食べ物と生産する人への感謝の念が増す。

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2012年9月 3日 (月)

羽化の失敗

近所の公園を歩いてたら、地面にジャコウアゲハ(麝香鳳蝶:Byasa alcinous )が落ちていた。
右の前翅が小さく萎れているのは、羽化に失敗してしまったのだろう。

P7170166r

蛹の中で小さく折り畳まれた翅は、羽化時に翅の支えになる管(翅脈)に体液を送り込むことで大きく広げられる。
翅が完全に展開された後、しばらくすると翅脈は硬化して中空構造となり、もう縮まることはない。

このチョウは右前の翅脈に十分な体液を送り込むことができなかったのだろうね。
このままでは、人に踏まれてしまうから近くの枝にとまらせた。

P7170171

気の毒だけど、この状態では自然界で生き残ることはできない。
鳥などの天敵に襲われるのは時間の問題だ。

命を繋ぐのは本当に難しい。

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2012年9月 2日 (日)

アプト式

アプト式とはラック式鉄道(歯軌条鉄道)の一種だ。
急勾配を登り下りする推進力と制動力を確保するために、通常の2本のレールの中央に歯型のレール(ラックレール)を敷設して車両の床下に設置された歯車(ピニオンギア)とかみ合わせる鉄道のことだ。

アプト式のラックレールは、位相をずらした3枚の板を組み合わせるのが特徴になっている。

P8062185

横川駅のすぐ近くにある"碓氷峠鉄道文化むら"に、碓氷線専用に開発された国産の電気機関車ED42が保存されている。

P8062336

車体の下を覗き込むと、中央部に歯車(ピニオン)が見える。
通常の動輪に加えて、ラックレールとかみ合った歯車をモーターで回転させて推進する。

P8062326

碓氷峠の勾配は最大で66.7‰(パーミル)だ。
開通当時の蒸気機関車や初期の電気機関車でこの勾配を登り切るには、ラック式にする必要があったのだね。

※パーミルは千分率 66.7‰は水平方向に1000m進行すると垂直方向に66.7m上昇

昭和9年に配備されて輸送力の増強に一役かったED42形だけど、さらに輸送力を増強するために昭和38年に新線が建設された。
この新線はアプト式を廃して通常の"粘着運転"が採用されたが、勾配は今までと変わらないから単独の運転では対応できず、2両1組のEF63形を補助機関車として連結した。

P8062204

EF63形は碓氷峠専用の補助機関車だけど、貨車や客車を牽引して信越本線を運転したのがEF62形だ。

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碓氷峠では、EF63形2両とEF62形1両が連結運転していたのだね。
さぞかし迫力ある姿だったろう。

長野新幹線が開通した平成9年に碓氷線は廃線となり、横川と軽井沢の間から鉄道が姿を消した。

(撮影日は2012年8月6日)

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2012年9月 1日 (土)

碓氷峠の散策(その5)

碓氷線遊歩道(アプトの道)は旧熊ノ平駅で終わる。
ここは、明治26年(1893年)に信号所、給水・給炭所として設けられ、その後旅客停車場に昇格した駅だ。

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新線開通に伴い、昭和41年(1966年)に廃止されている。
放置されてから45年以上も経過しているのに、架線や信号機がそのまま残されている。

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今年の3月、第三橋梁(めがね橋)からこの場所まで遊歩道が1.2Km延長された。
第六号トンネルから旧熊ノ平駅には見所が多いから、遊歩道の魅力は大きくアップしたと思うね。
このまま軽井沢まで遊歩道が通じれば楽しいけど、現在のところ整備計画はないそうだ。

P8061921

アプト式とは、急勾配を登り下りするための推進力と制動力を確保するために、通常の2本のレールの中央に歯型のレールを敷設して車両の床下に設置された歯車ととかみ合わせる鉄道のことだ。
碓氷線はわが国で最初にアプト式を採用した路線だった。

(撮影日は2012年8月6日)

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