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2012年8月の記事

2012年8月31日 (金)

碓氷峠の散策(その4)

碓氷線の見所はトンネルだけではない。
遊歩道(アプトの道)は、大小のレンガ積みの橋を次々と渡っていく。

碓氷線ではアーチ径間が15フィート(4.57m)以下の橋を"カルバート"という。
線路は谷を横切るから、下に水路を通すために設けられたものだ。

P8061869

径間11.0m、高さ8.8mの碓氷第五橋梁のアーチは背後の緑に美しく溶け込んでいる。

P8061881

さらに周囲の景観と調和した美しい姿を見せてくれる碓氷第三橋梁、通称"めがね橋"は、長さ91m、高さ31m、二百万八千個のレンガを使用した日本最大のレンガ造4連アーチ橋だ。

P8061819

JR東日本のテレビコマーシャルにも使用されたから知名度はとても高い。
この日も多くの人が小雨の中を訪れていた。

P8062035

下から見上げるとかなりの迫力だ。
120年前の人たちにとっては、現代の東京スカイツリーを超えるスケール感だったのではないだろうか。

P8062066

めがね橋の上から北方に目をやると、新線(といっても平成9年(1997年)に廃線となっているけど)の鉄橋が見える。
右(横川)方から左(軽井沢)方へこの区間が急勾配となっていることが分かるね。

P8062106

この周辺の山々にはカエデなどの広葉樹が多い。

P8062110

秋にはすばらしい紅葉が楽しめるそうだ。
また、違う季節に訪れてみたいね。

(撮影日は2012年8月6日)

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2012年8月30日 (木)

碓氷峠の散策(その3)

長さ551m、碓氷峠最長の碓氷第六トンネルには不思議な部分がある。
中間部分の側壁にアーチ状の開口部(横坑)があるのだ。

P8061854

工期を短縮するために、この部分からもトンネルを掘削したそうで、開口部はその名残だ。

第六トンネルはS字状にカーブしているので、中間部分から出入口を見ることができない。
照明灯が設置されているけど、灯から少し離れるとトンネルの天井・壁面は見えなくなる。

P8061844

真っ暗な中、頭上から"チィチィ"という音が聞こえる。
足を止めて耳を澄ますと、間違いなく私の真上に何かがいて、鳴いている。

暗くて天井面は全く見えない。
時折、小雨が降る天候だったので携行品は最小限、懐中電灯は車の中だ。
鳴き声がする方向にレンズを向けて、何枚もシャッターを切った。

Img_9535r

撮影した画像を再生して驚いたね。
10頭ほどのコウモリが集合して天井にぶら下がっているのだ。
先ほどの開口部から出入りできるし、コウモリにとって絶好の住処になっているようだ。

目を凝らしていると、時折コウモリが音もなくトンネル内を飛び交っているのに気づいた。

P8061993rr

レンズを天井に向けて適当に撮った何枚かに飛んでいるコウモリが写っていた。
こんな所でコウモリの写真が撮れるとは思ってもみなかったね。

P8061993r

そうそう、開口部(横坑)の天井には排煙用の穴が開いている。
これも蒸気機関車が運行していた往時を思い起こさせる。

P8061867

何とも不思議な雰囲気が漂う空間だったね。

(撮影日は2012年8月6日)

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2012年8月29日 (水)

碓氷峠の散策(その2)

碓氷線遊歩道(アプトの道)から少し外れた所に、鬱蒼とした杉林に覆われた細い山道がある。
この道が江戸時代の五街道のひとつ"中山道"だ。
険しく急な斜面を往時の旅人が息を切らしながら往来したのだろうね。

Img_9509

参勤交代の大名行列もここを通過したはずだ。
いくらなんでも馬はこの斜面を登れまいと思い、地元の資料館の人に尋ねたら、馬も籠も登ったそうだ。
俄かには信じられないね。

遊歩道に戻ると碓氷第一トンネルが口を開けている。
横川と熊ノ平の間には10本のトンネルがあるが、これが最初のトンネルだ。
面白いことに、東側口は切石積なのに反対の西側口はレンガ積になっている。

P8061765

他にもレンガの積み方や要石の有無など、突貫工事で造られたこれらのトンネルには様々な技法が混在しているので、比較しながら歩いていると楽しい。

P8061784

P8062114

直線部分ではトンネルが連続しているのがよく分かる。
風情がある景観だけど、電化される前のトンネル通過は乗客乗員にとってかなり辛い時間だったようだ。

P8061812

トンネル内部のレンガは煤けて黒くなっている。
かつてここを走った蒸気機関車が吐き出した排煙の煤がこびり付いているのだろう。
窓を開けていれば車内には煙が充満したに違いないね。

これは保守点検要員の退避用の空間だろうね。
かなり狭いけど、大丈夫だったのかな。

P8061859

これは架線を設置した跡だろうか。

P8061899

ひんやりと湿った空気で満ちているトンネルの中にいると、なぜか寂しい気分になってきた。

P8061953

P8061976_3

異空間に迷い込みそうなトンネルを歩いていたら、不意に後方から風が吹いた。
私を追い越していく列車だろうか。

(撮影日は2012年8月6日)

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2012年8月28日 (火)

碓氷峠の散策(その1)

長野虫撮り旅行の三日目、長野市は朝から雨模様だった。
これでは虫撮りができない。
全国の天気予報を見ると甲信越、関東地方はどこも天気が下り坂だ。

仕方がないので、虫撮りを諦めて群馬県の横川に向かった。
以前から行きたいと思っていた碓氷線(信越本線 横川・軽井沢間)の碓氷峠廃線跡地の散策だ。

駐車場にクルマを停めたら、大きな甲虫が飛んでいる。
虫撮りを諦めたと言いつつ、急いでカメラを用意した。

P8061748

枝に停まったのはゴマダラカミキリ(胡麻斑髪切:Anoplophora malasiaca )だった。
日本に広く生息するカミキリムシだから珍しくもないが、青味がかった黒と白の模様が美しく、私が好きな昆虫だ。

P8061738r_2

ゴマダラカミキリに思わぬ時間をかけてしまった。
万事がこの調子だから予定どおりに事が運ばないのが常だ。

明治26年(1893年)に開業し、平成9年(1997年)に廃止された碓氷線は、名のとおり、群馬と長野の県境である碓氷峠を越える路線だった。
信越本線は、明治18年(1885年)に高崎・横川間が、明治21年(1888年)に上田・軽井沢間が開通しているからこの区間が最後の難所だったのだね。

急勾配の碓氷峠を越える横川・軽井沢間は、"アプト式"という特殊な軌道が採用されたことで有名だ。

横川駅から旧信越本線の線路を利用したトロッコ列車が運転されている。

P8062429

トロッコ列車が走る線路の隣が遊歩道だ。
よく整備されているので歩きやすいけど、夏の炎天下では陽を遮るものがない。
この日は曇り空だったから良かったけどね。

P8062442

横川駅から30分ほど歩くと、重厚なレンガ造りの旧丸山変電所にたどり着く。

P8062390

アプト式線路跡と丸山変電所跡は日本の近代化遺産として国の重要文化財に指定されている。

P8062436

丸山変電所は、碓氷線の電化に伴って明治44年(1911年)に建設された。

P8062413

101年後の今は、蝉時雨の中にひっそりと佇んでいる。

(撮影日は2012年8月6日)

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2012年8月27日 (月)

ルリボシヤンマの産卵(その2)

ルリボシヤンマのメスが産卵している時、オスは日向でノンビリと休んでいるだけではない。

P8051626

産卵するメスの周囲をパトロールして、メスの産卵を見守っているのだ。
一見すると、夫婦愛というか優しい夫の美談のようだけど・・・。

P8051680

産卵しているメスにオスが近づいてきた。

P8051684

次の瞬間、オスは腹端の尾部付属器でメスの首を掴み、飛び去ってしまった。

P8051685

実は、トンボの交尾はかなり変わっている。
オスの生殖器には鞭毛があって、交尾する時にこの鞭毛でメスの交尾嚢内に蓄えられた精子を掻き出した後に自分の精子を注入するのだ。
トンボは何回も交尾するので、オスは自分の遺伝子を確実に遺すためにこんなことをするのだろうね。

ルリボシヤンマのオスは、自分が交尾したメスが他のオスにさらわれないように見張りながら、隙あらば他のメスを略奪しようとしている。
ノンビリしていたら子孫を残すことが出来ないから大変だね。

ルリボシヤンマの成長は遅い。
孵化した幼虫(ヤゴ)が成虫になるまで、2~4年はかかるそうだ。

もちろん、成虫になれる卵はほんの一部に過ぎない。
私たちが見ることができないこの沼の水底で、幼虫達は熾烈な生存競争を繰り広げ、生き残ったものだけが大空を舞うことができるのだ。

(撮影日は2012年8月5日)

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2012年8月26日 (日)

ルリボシヤンマの産卵(その1)

志賀高原には多くのルリボシヤンマ(瑠璃星蜻蜒:Aeshna juncea juncea )が生息している。
池、沼、湿原が多く、寒冷な気候がルリボシヤンマの好みに適うのだろうね。

池縁を歩いていたら、池縁の草から何か擦れるような音がする。
水面には波紋が見える。

P8051643

なんだろうと近づいてみたら、ルリボシヤンマのメスが産卵をしているところだった。

P8051650

朽木につかまり腹端を水中に入れて産卵している。
産卵に集中しているのだろう、少しくらい近寄っても逃げようとしない。
いや、逃げたくても産卵を終えるまで逃げられないのかもしれないね。

このメスの腹は大部分が水中に没している。

P8051660

ルリボシヤンマは水深が浅い池、沼、湿地の湿った土又は植物に産卵するそうだ。

別の沼のルリボシヤンマは水草の茎に産卵をしていた。
すぐ上にはヤゴの抜け殻が残っているね。

P8051676_2

ギンヤンマやアキアカネなどは、メスとオスが連結した格好で産卵する。
メスが単独で産卵している時、ルリボシヤンマのオスは何をしているのだろう。

(撮影日は2012年8月5日)

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2012年8月25日 (土)

志賀高原の昆虫(その4)

信州大学志賀自然教育園の中を歩いていたら、道端に生える草の上に綺麗なカメムシを見つけた。
山地に生息するツノアオカメムシ(Pentatoma japonica )だね。

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青味がかった体はよく見ると金粉を散りばめたようで美しい。

P8051560

湿原にはコオニユリ(小鬼百合:Lilium leichtlinii )やコバギボウシ(小葉擬宝珠:Hosta sieboldii )の花が咲いていた。

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路傍の葉にとまっているのは、エゾイトトンボ (Coenagrion lanceolatum )だろうか。
鮮やかな青に輝くからだが美しい。

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ルリボシヤンマ(瑠璃星蜻蜒:Aeshna juncea juncea )は、体長が80mmほどの大型のヤンマで、標高が高い池や湿地に生息する。

P8051626

(撮影日は2012年8月5日)

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2012年8月24日 (金)

志賀高原の昆虫(その3)

志賀高原で一番多く眼にしたチョウはアサギマダラだった。
このように林が開けた場所にヨツバヒヨドリの花が咲いている。
この花にアサギマダラが集まってくるのだ。

P8040760

実はこの草地は冬にはスキー場のゲレンデになる。
定期的に樹木や草が刈り取られ、明るい環境が維持されているから草原を好むチョウ達が集まってくるのだろうね。

P8051510

P8051518

元々鷹揚とした雰囲気のアサギマダラだが、同種の数が多いと警戒心がより薄れるのだろうか、多少近寄っても逃げようとしない。
おかげでクローズアップ撮影が楽にできたね。

P8051232

P8051223

本当に美しくて気品があるチョウだと思う。

P8051717

セセリチョウの仲間も種が多い。
翅を閉じて止まっていることが多いので、特徴を見極めるのが難しいね。
このチョウは翅裏面に目立つ白紋がほとんどない。
長野県の準絶滅危惧種であるアカセセリ(赤挵:Hesperia florinda )に似ていると思うけどね。

P8051297

この個体のように、鱗粉が剥げ落ち翅の一部が欠損していると余計わからなくなるね。

P8051477

日本では絶滅の危機に瀕している草原性のチョウが多い。
かつて耕作地周辺には草原が広がっていたが、人の手が加わらなくなると草地が減少していく。
このことが、ヒョウモンチョウやセセリチョウのような草原性のチョウの生息地を減少させているようだ。

(撮影日は2012年8月5日)

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2012年8月23日 (木)

処暑

"処暑(しょしょ)"
暑さがおさまるころ

太平洋高気圧の勢力が衰えない。
関東地方では今月いっぱいは暑さが続くという。
今日も猛暑だね。

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炎天下の街を歩くのは本当に辛い。
横浜赤レンガ倉庫の壁も焼けるように熱い。

"緑のカーテン"があると部屋に差し込む光もやわらかく優しくなるね。

R0011566

二十四節気(にじゅうしせっき)は、1年の太陽の黄道上の動きを視黄経の15度ごとに24等分して決められている。
太陰太陽暦(旧暦)では季節を表すために用いられていた。

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2012年8月22日 (水)

志賀高原の昆虫(その2)

シロスジベッコウハナアブ(白筋鼈甲花虻:Volucella tabanoides )も花蜜を舐めている。
このアブは、クロスズメバチの巣に侵入して産卵し、孵化した幼虫はスズメバチの成虫の死骸や幼虫を食べるそうだ。

P8051196

さて、このチョウが悩ましい。

P8051321

表面が撮影できたのはこのピンボケの一枚だけだ。

P8051330

羽化から日が経っているようで鱗粉の剥落が著しく翅の色があせて見えるけど、翅表裏の模様を図鑑の写真と付き合わせてみると、コヒョウモンモドキ(小豹紋擬:Melitaea ambigua )に似ている。
コヒョウモンモドキは長野県では準絶滅危惧種に指定されている。

オオウラギンスジヒョウモン(大裏銀筋豹紋:Argyronome ruslana )も林間の草原を生息地とするチョウだ。
ヒョウモンチョウの多くは草原性であるため、草原が減少しつつある現在、数を減らす種が多い。

P8051702

オオウラギンスジヒョウモンは森林も好むため、あまり減少は認められないそうだ。

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P8051495_3

湯の丸高原で見たコヒョウモンとは違うのは分かるけど、ヒョウモンチョウの同定は難しいね。

P8051279

オオウラギンスジヒョウモンの同種雌雄だろうか、付かず離れず飛び回っている。
オス(右)がメス(左)を追跡し、時には先回りをして進路を塞ぐように見えたな。

P8051408r

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オスの求愛行動かもしれないね。

ノアザミ(野薊)にマルハナバチの仲間が訪れていた。
マルハナバチはフワフワした体毛がぬいぐるみのようで愛らしい。

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開きかけのノアザミの花を真上から覗き込むと、渦巻きのように見える。
蕾の時は小花が螺旋状に畳まれているのだろうね。

P8051254

(撮影日は2012年8月5日)

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2012年8月21日 (火)

志賀高原の昆虫(その1)

池の畔に咲く花に蜜と花粉を集めるマルハナバチの仲間がいた。

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同じ花にいたこのアブはスズメバチにそっくりで、見事な擬態ぶりに感心する。

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だけど、ハチはこんな風に前脚を擦り合わせたりしない。
うまく化けてはいるけれど"お里が知れる"ということか。

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ハスは人が持ち込んだものだろうが、あちらこちらで綺麗な花を咲かせている。

P8051091

ヨツバヒヨドリ(四葉鵯)の花には、アサギマダラ(浅葱斑:Parantica sita )が群れになって集まっていた。
アサギマダラは海を渡るチョウとして有名だね。

海を渡るチョウ

ここで見られる個体の翅はほとんど欠損がない。
つまりこの場所で羽化したと思われる。
志賀高原はアサギマダラの繁殖地になっているのだろう。

P8051141

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アサギマダラは横須賀でも見ることができるけど、これだけの数が集まっている所は少ない。
毒をもつチョウ故に天敵への警戒心が少ないのだろうか、かなり近づいても逃げる素振りを見せない。
美しいチョウだ。

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2012年8月20日 (月)

志賀高原

長野虫撮り旅行の二日目は志賀高原に行った。

長野県北東部の山岳地帯に位置する志賀高原は、リゾート地としての歴史が長い。
特に広大な面積を占める日本屈指のスキー場を知らない人はいないだろう。
長野オリンピックの競技場としても記憶に残っている。
志賀高原の地形は複雑だ。
火山活動によって河川が堰き止められ、いたる所に湿地、沼、湖が形成している。

Img_9421

複雑な地形は生物にとって多様な環境を提供する。
だから多様な動植物の生息地になっているようだね。

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今の私はスキーはしないけど、ここ数年の夏は昆虫や植物を見るために志賀高原に出かけている。

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この場所に来ると下界の暑さが嘘のようで、爽やかな空気の中を歩くのは本当に楽しく心地よい。

(撮影日は2012年8月5日)

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2012年8月19日 (日)

湯の丸高原の昆虫(その3)

湿原から少し離れた所に咲くマルバダケブキにクジャクチョウ(孔雀蝶:Inachis io )が訪れていた。
クジャクチョウの成虫は、1年に2回発生する。
この個体は羽化してから少し日が経っているのだろう、翅がボロボロになっている。

P8040507

この日はほかにクジャクチョウを見ることができなかった。
ちょうど発生時期の谷間に当たってしまったのだろうね。

P8040510

麓に下る途中、シシウドの花を見るとマルガタハナカミキリ(Pachytodes cometes )が交尾していた。
といっても、1頭のメスを獲得するためにオス2頭が争っているようだね。
横恋慕といったところか。

P8040683

同じシシウドにハナカミキリの仲間がいたが種名がよく分からない。

P8040698r

こちらの葉上のカミキリムシも名がわからない。
ヒメアカカミキリに似ているけど、脚の一部が黄色になっているのが気になるね。

P8040720r

日が当たる葉上で翅を休めているのは、クロヒカゲ(黒日陰:Lethe diana )だろうか。
全国的に普通に見られるチョウだけど、警戒心が強くて傍に寄らせてくれなかったね。

P8040670_2

(撮影日は2012年8月4日)

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2012年8月18日 (土)

湯の丸高原の昆虫(その2)

湯の丸高原で数が多かったチョウはコヒョウモン(小豹紋蝶:Brenthis ino )だ。
マルバダケブキの花を訪れて蜜を吸っている個体が多かったね。

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コヒョウモンは低山地から産地の樹林帯周囲の湿性の草地に生息する。
草地が減少すると、コヒョウモンのように明るい環境を好むチョウも数を減らしてしまうそうだ。

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これはヒメキマダラヒカゲ(姫黄斑日陰:Zophoessa callipteris )だと思うけど、翅の表面が撮れなかった。

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本州では、標高1,000m以上のササ類が生える山地にヒメキマダラヒカゲは生息する。
ササ類は安定して生えるけどシカの食害による影響が心配されているそうだ。

P8040388

数が一番多かった昆虫はアキアカネ(秋茜:Sympetrum frequens )だろう。

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オスの成熟が進めば体色はもっと赤くなり、秋には私たちが住む里に降りてくる。

P8040520

P8040866

(撮影日は2012年8月4日)

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2012年8月17日 (金)

湯の丸高原の昆虫(その1)

マルガタハナカミキリ(Pachytodes cometes )は、ブナ帯より高地の針葉樹林に生息するカミキリムシだ。

P8040159

シシウドの花を訪れて花蜜を舐めている。

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同じくシシウドの花にいるのは、ヒョウモンエダシャク(豹紋枝尺:Scopula superior )だ。
真昼間に花を訪れているからチョウに見えるけど、これはシャクガ(尺蛾)科というガのファミリーだ。
シャクガの幼虫がいわゆるシャクトリムシ(尺取虫)だね。

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アカタテハ(赤立羽:Vanessa indica )がマルバダケブキ(丸葉岳蕗:Ligularia dentata )を訪れていた。
平地から山地まで日本中に広く分布するチョウで、横須賀でもよくみるお馴染みさんだ。

P8040330

でも、高原で見る姿はいつもと違う雰囲気で面白い。

P8040323

朝露の葉上で体を温めているのはオオチャバネセセリ(大茶羽挵:Polytremis pellucida )だろうか。
オオチャバネセセリは平地で数を減らしているが、山地のササ草原ではよく見られるそうだ。
セセリチョウは似ている種が多いので同定が難しいね。

P8040234

P8040241

(撮影日は2012年8月4日)

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2012年8月16日 (木)

玉蜀黍

トウモロコシ(玉蜀黍:Zea mays )は子どもの頃から大好物で、これを食べられることが私が夏を好む理由のひとつだね。

夏休みに父や母の実家に遊びに行くと、茹でたトウモロコシを大皿に山盛りにして、好きなだけ食べさせてくれた。
採れたてだったのだろう、普段母が近所の商店で買うものに比べると別の食べ物に思えるほど甘かったな。

R0011536

お隣から採れたてのトウモロコシを頂いた。
トウモロコシはやはり茹でて食べるのが良い。
私は1本ではもの足りず、大抵は一度に2本食べてしまう。
いい年をして子どもみたいだが、甘く瑞々しい実に齧り付く瞬間は至福の時だ。

未だに長野虫撮り旅行の写真が整理できない。
あまり日が過ぎてしまうと時季外れになってブログが書けなくなってしまうから急がなくては・・・。

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2012年8月15日 (水)

関東中学校剣道大会

8月10日、山梨県甲府市で開催された関東中学校剣道大会の団体戦に出場する娘の応援に行った。
3年生の娘にとってはこれが最後の公式戦になる。
地元久里浜の商店街には関東大会出場を祝う横断幕も掲出されていたね。
地域ぐるみで応援してもらえるのは幸せなことだと思う。

R0011452

関東大会の団体戦には、男女ともに一都七県の各上位6校、計48校が出場する。
7月の全国大会神奈川県予選で、娘の中学校はまさかの2回戦負けを喫してしまった。
とても悔しかったのだろう、娘たちはこの関東大会には必ず出場する意気で休日を返上して練習に打ち込んできた。
その甲斐あって、8月1日の神奈川県予選で団体5位につけることができた。
男子は準優勝の健闘で、男女そろっての関東大会出場だ。

各都県予選を勝ち抜いてきた強豪校が集う会場は、朝の練習時間から熱気に包まれていたね。

P8100003

16に分けられたブロックリーグで1位の学校が決勝トーナメントに進出することができる。
群馬県の中学校との1試合目は4-0で娘の学校が勝った。
初戦を一本勝ちした娘の調子は良いようだ。

P8100060r

2試合目は茨城県の中学だ。
先鋒が負け、次鋒が引き分けで中堅の娘に回ってきた。
五人制の中堅はポイントゲッターなのでエース級の選手が出てくることが多い。
案の定、相手校の中堅は2年生ながら茨城県予選の個人戦でベスト4に入っている強敵だ。
しかし、ここを落としたら後がなくなる。

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P8100157r

接戦だったけど娘の得意な小手が決まり、一本勝ちした。
娘は年下と対戦する時はいつも絶対に負けない気持ちで臨むそうだ。
こんな気が強い所は私に似てしまったのかもしれないね。

しかしその後は、副将が敗れ大将も引き分けの1-2で負けてしまい、残念ながら決勝トーナメントに進出することができなかった。

娘達の関東大会はここで終わってしまったが、良い内容で二勝した娘には満足感があっただろう。
他の子ども達も負けた直後は涙を見せていたが、すぐに立ち直って元気になっていた。
もちろん負けた悔しさはあるだろうが、関東大会まで来られた達成感の方が大きかったのかもしれないね。

中学で剣道に打ち込み、仲間と指導者に恵まれて、目標にしていた関東大会に出場することもできた。
娘はとても大きな財産を得たに違いない。
剣道は全くの素人の私だけど、娘の日々努力する姿と見事な成果を見ることができて、親として嬉しくて誇らしい体験をさせてもらった。
オリンピックも良かったけど、勝るとも劣らない感動だったな。

早いもので夏休みもあと2週間を残すだけだ。
一応受験生の娘は、これから気持ちを切り替えて勉強の日々(?)を送らなければならないね。
努力が報われないこともあるけれど、努力しなければ決して報われないことを、剣道を通して娘は学んでくれたように思うから、あまり勉強のことを心配するのはやめよう。

あまり努力をしてこなかった私が教えられないことを娘に教えてくれた周囲の人達に感謝したいね。

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2012年8月10日 (金)

湯の丸高原の花

"湯の丸高原"の池の平湿原には、5~10月まで様々な花が季節を彩る。

数は少ないけど、ノハナショウブ(野花菖蒲)が木道沿いに凛と咲いている。

P8040491

小さいけどノアザミ(野薊:Cirsium japonicum )の花は目を惹く。
この花は昆虫にも好まれているね。

P8040455

ヤナギラン(柳蘭:Chamerion angustifolium )は森林の伐採後や山火事の跡に群生するそうだ。
ランの仲間ではないけど綺麗で華やかな雰囲気を持つ花だね。

P8040126

P8040134

アカバナシモツケソウ(赤花下野草)は、本州中部、関東地方の亜高山帯から高山帯の草原や稜線に自生するそうだ。
ピンク色をした可憐な小花をたくさん付ける。

P8040604

ツリガネニンジン(釣鐘人参)はちょっと変わった花を咲かせている。

P8040119

クガイソウ(九蓋草:Veronicastrum japonicum )は、穂状になる長い花序をつけて淡紫色の小花をたくさん咲かせる。
この花もチョウに好まれているね。

P8040608

マツムシソウ(松虫草:Scabiosa japonica )も普段はお目にかかれない山の植物だ。

P8040590

花を見ながら歩いているだけで、瞬く間に時が過ぎていく。

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2012年8月 8日 (水)

湯の丸高原(その2)

長野県東御市の"湯の丸高原"は浅間連峰の西側に位置する標高1,800~2,000mの高原で、亜高山帯の気候が織り成す一帯は"花高原"として有名だね。

昨年もここを訪れたけど、雨交じりの天気でゆっくり散策することができなかった。

Eeating now !!(池の平湿原)

今年は、爽やかな晴天で昆虫や花を眺めながら歩くのが楽しかったね。

P8040465

P8040532

三方を丘、一方を斜面にに囲まれた池の平湿原は緑の絨毯を敷き詰めたみたいだ。

P8040451

P8040493

所々に立ち枯れた樹木がある。
亜寒帯気候の高層湿原は朽木の分解速度が遅いのだろうね。

P8040464

盆栽みたいなこの樹木もかなりの老木なのだろうか。

P8040478

浅間山系は温暖な里山から一気に標高2000mを超える山頂部へ急峻な地形になっている。
そのため、里の動植物と本来なら3000m級の高山地帯に見られる動植物が混在して生息しているそうだ。

P8040477

山麓の小諸、東御は田畑、果樹園が広がる里山だ。

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2012年8月 7日 (火)

立秋

"立秋(りっしゅう)"
秋の気配が感じられる

昨日の深夜、長野の虫撮り旅行から帰ってきた。
土曜日は湯の丸高原、日曜日は志賀高原を歩き回った。
といっても、虫がいればその場所に30分、時には1時間近く留まるから、あちらこちらに行くことはできないけどね。

月曜日の長野は朝から天気が下り坂で、早々に虫撮りを諦め、群馬県の横川に行った。
以前から信越本線の廃線跡地を歩きたかったのだ。

昨日は雨交じりの一日だったけど、今日は猛暑復活だね。
秋の気配はまだ感じられないが、もう少しの間、夏を楽しみたいな。

P8061976

二十四節気(にじゅうしせっき)は、1年の太陽の黄道上の動きを視黄経の15度ごとに24等分して決められている。
太陰太陽暦(旧暦)では季節を表すために用いられていた。

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2012年8月 4日 (土)

湯の丸高原

二泊三日の予定で、長野県まで虫撮りに来ている。

今日は東御市にある湯の丸高原に行った。
地蔵峠に車を停めて、シャトルバスに乗って池の平湿原に向かった。

P8040564

標高2000mに位置する池の平湿原は、数年万年前に噴火した三方ヶ峰火山の火口原に広がる高層湿原だ。

P8040534

季節そして昼夜の気温差が大きいので、低地と高山の動植物が混在して生息する環境になっているそうだ。
ミヤマモンキチョウ、ベニヒカゲなどの珍しい高山蝶を撮影してみたくなったのだ。

地蔵峠には霧がかかっていたのだが、池の平湿原はきれいに晴れていたので、遠くの山々が見渡すことができた。

ガイドの方に山の名前を教えてもらった。
この連山が八ヶ岳。

P8040292

雲海の上にわずかだけれど富士山が頂上を見せている。

P8040374

北アルプスの神々しい姿も拝むことができた。

P8040636

残念ながら、狙った蝶は撮影することができなかったが、さわやかな空気を吸いながら、気持ちよく歩くことができたので楽しかったね。

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2012年8月 3日 (金)

小さくて地味

近所の緑地を歩いていたら、トウキョウヒメハンミョウ(東京姫斑猫:Cylindera kaleea )を見つけた。

トウキョウヒメハンミョウは関東の東京周辺と九州北部にしか分布していないそうだ。
神奈川県の分布域は主に東部で、横須賀では普通に見ることができる。
しかし、体長が10mm位しかない小型のハンミョウなので、ハエのようにしか見えず、気がつかないことも多いのだろうね。

P7140057r

体が小さいことに加え、なんとも地味な体色だ。
ハンミョウの仲間では、ナミハンミョウ(並斑猫:Cicindelia japonica japonica )の美しさが群を抜く。

みちおしえ

みちおしえ2種

P7160138

というか、他の種はみな地味なものばかりで、なぜナミハンミョウだけがあんなに派手なルックスをしているのか不思議だね。

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2012年8月 2日 (木)

Hunting now !!(シオヤアブ)

シオヤアブ(Promachus yesonicus )がハエを捕まえていた。
ムシヒキアブの仲間は、他の昆虫を捕えてその体液を吸う。

必死剣 虫刺し

P7160054

ハエもかなり敏捷な昆虫だけど、シオヤアブはそれを上回る運動能力を持っているのだろうね。

ステンレス製の手すりにとまっているのだが、鏡のようにアブの姿が写っている。
意識して構図を決めれば良かったね。

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2012年8月 1日 (水)

虎の尾

オカトラノオ(丘虎の尾:Lysimachia clethroides )の花が咲いている。

P7160106

名づけた人には、小さな白い花をたくさんつけた花穂が虎の尻尾のように見えたのだろうね。

P7160103

花は下のほうから徐々に開花していくようだ。
上部の花が開花するにつれて、穂の先端が垂れ下がっていく。
でも、なぜ"虎"の尾なのだろうね?
縞々もないし。

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