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2012年6月の記事

2012年6月30日 (土)

アリですってば・・・。

虫撮りで山を歩いていたら、路傍の葉上をせかせかとアリが歩いていた。
何の気なしに眺めていたら、どうも様子がおかしい。

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よく見たらアリではなく、アリグモ(蟻蜘蛛)のオスだった。
とにかく、歩き回る様子はアリそのもので、とてもクモには思えない。

アリの脚は6本、クモの脚は8本だ。
なんと、アリグモは一番前の脚を歩行に用いず常に持ち上げている。
この脚がアリの触角に見えるのだ。

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ここまで近づくと、やはりアリではないと分かるね。
これはオスだが、メスのアリグモはよりアリに似ているので気づかないことが多い。

アリに擬態してどのような利益があるのだろう。
アリは他の昆虫からはかなり嫌われているので、アリに似ていると外敵に襲われにくいというのが定説らしい。
それにしても、ここまでアリに似ているとは呆れるくらい感心するね。

R0010369r

近縁のハエトリグモに眼が大きいところなどは似ているね。

台所のハエトリ

アリグモの写真を、アリが好きだけどクモが嫌いな友人に見せたら、もの凄く嫌な顔をされてしまった。

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2012年6月29日 (金)

考える人

フランスの彫刻家であるロダンの"考える人"といえば、中学校美術の教科書にも載っていた有名な美術品だ。
"考える人"は、フランス本国はもちろん多くの国の美術館に収蔵、展示されており、東京上野の国立西洋美術館もその一つだ。
美術館の前庭に巨大なブロンズ像が置かれている。

P6030019

岩の上に浅く腰掛けて、俯き加減に下方を見下ろす姿は不安定に見える。
悲壮感が漂うその姿から、永遠に答えが出ない思索に耽っていることが感じられるけど、凡人の私はあまり考えすぎてもねぇと思ってしまう。

この"考える人"は、ロダンの大作"地獄の門"の一部として着想されたそうだ。

P6030006

確かに扉の上部に小さな"考える人"がいる。

P6030005r

この門には、多くの苦悶する人や異形の者が蠢いている様が描かれているけど、"考える人"はただ静かに考えている。
美術館の解説を読むと、この"考える人"は"地獄の様相を眺めつつ思索に耽る詩人の姿として構想されたもの"とある。

元々は、扉の上から地獄を覗き込んでいる姿だったのだ。
不安定に見えた姿も、下方を覗き込んでいる姿であれば合点がいく。

このような美術品を遺したロダンは、たくさんの辛く悲しい経験をして、苦悩の人生を送ったのだろうかと、少し気の毒になった。
まぁ、偉大な作品を遺す芸術家とは皆そういうものなのだろうと、芸術を解しない私は思う。

私のような凡人は幸福なのかもしれないね。

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2012年6月28日 (木)

自分撮り?

ナミテントウ(並天道虫:Harmonia axyridis )が道端の葉の上にいた。

どこにでも普通に生息しているナミテントウだけど、前翅の模様には著しい変異が認められるので面白いね。
とても同じ種とは思えないところが、"並"テントウの並々ならぬ特長だ。

R0011068

光沢がある昆虫をフラッシュを使って撮影すると、フラッシュの光が映りこんで不自然な写真になってしまうことがある。
注意しているけど失敗写真の原因になる。

この時はフラッシュを使わなかったはずだけど、写りこんだ光を見ていたら妙な影に気がついた。

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拡大してみたら、なんのことはない自分の影だった。
これも流行りの"自分撮り"というのだろうか。

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2012年6月27日 (水)

ホタルノ"フクロ"

山歩きをしていると、ホタルブクロ(蛍袋:Campanula punctata Lam.)の花が咲いていた。
可愛らしいので私のお気に入りの草花だ。

花は4cm位の大きな釣り鐘みたいな形で小さな斑点がたくさんある。
種小名の"punctata "は"斑点がある"という意味だったね。

セプテンプンクタータ

P5273235

ホタルブクロという和名は、この花の中にホタルを入れて子どもが遊んだことに由来するそうだ。
ホタルの発生と開花の時期がちょうど同じ頃だからね。
見たことはないけど、なんとも風流な光景ではないか。

P5273231

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2012年6月26日 (火)

雪の下

ユキノシタ(雪の下:Saxifraga stolonifera )の花が咲いている。
花弁は5枚、3cmほどの小さな花だけど、多数が一斉に咲くので目に留まる。

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上方3枚の花弁が短く、下方2枚が長いのがこの花の特徴で、人が手足を精一杯伸ばしているようにも 見える。

3人の悪ガキ

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2012年6月25日 (月)

水中から空中へ

母が庭の池縁に見つけたトンボの抜け殻を、私に見せようと取り置いていてくれた。
年に数回、父は池の水を抜いて底に沈んだ堆積物を掃除しているが、トンボの幼虫であるヤゴがたくさん棲みついているそうだ。

私には、抜け殻でトンボの種類を同定することはできない。
大きさと形からヤンマの仲間だとは思うけどね。

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チョウやカブトムシのように、卵、幼虫、蛹、成虫と成長する(完全変態)昆虫は、幼虫と成虫の姿形や食性が全く異なる。

これに対して、卵、幼虫(ヤゴ)、成虫と成長する(不完全変態)昆虫は、幼虫と成虫の共通点が多い。

トンボも不完全変態の昆虫だけど、幼虫であるヤゴは水中、成虫は空中を生活空間とするから、共通点などないように思える。
しかし、ヤゴの背中を見るとしっかりと4枚の翅が付いている(水中でこの翅は何かの役に立っているのだろうか?)。
俄かには合点がいかないが、トンボの成虫と幼虫の体の構造は基本的に同じなのだ。

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肉食性であることも共通点だ。
成虫は空中で他の昆虫を、ヤゴは水中で小魚や小動物を捕獲して食らう。

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水中と空中という全く異なる空間に、マイナーチェンジで巧みに体を適応させているトンボには感心させられるね。

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2012年6月24日 (日)

引退試合?

剣道のインターハイ神奈川県予選に出場する息子の応援に行った。

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高校三年生の息子にとって、これが最後の高校総体予選になる。
強豪校とはいえない息子の高校だけど、1回戦は大将を務める息子の前に勝負が決して、すんなりと勝ち上がった。

次の対戦相手は体育コースがある中堅校で、なかなかの強敵だ。
予想どおりといっては可哀想だが、息子の高校は善戦及ばず副将までに三敗を喫してしまった。

団体戦の勝負は決したが、息子にとっては高校生活最後の公式戦だから思うところがあったのだろう。

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試合時間の半ば頃で1本を取った。

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小学校低学年から剣道を始めた息子だけど、男子選手の層が厚い中学校の部活では、団体戦のレギュラー入りができなかった。
ずいぶんと悔しい思いをしたと思うが、腐らずに剣道を続けてきた。

そんなことを思い返していたら、目が潤んできてしまったね。

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相手校の大将も格下に負けるものかと気迫で攻めてきたが、そのまま大将戦は息子の1本勝ちに終わった。

面を付けていたので見ることはできなかったが、私に似て感情が表に出る息子のことだから、嬉しくて誇らしげな顔になっていたことだろう。

息子の高校の生徒達は、礼儀正しくて明るい子が多い。
スタンドが満席だったので妻が立って観戦していたら、部員の親と知った女子生徒が席を譲ってくれたそうだ(こんなところは、男子に比べて女子の方が気が付くし、すっと大人だね)。
良い仲間に恵まれた息子は充実した高校生活を送れたことだろう。
少し羨ましい気持ちになった。

この試合で三年生は部活を引退して、受験勉強に専念すると聞いていた。
しかし、1週間後の今週末も息子は部活に行っている。
なんでも、後輩が頼りないから今しばらく指導してくれと顧問の先生に言われたそうだが、本当だろうか。

やはり剣道が好きなのだろう、大学生になっても続けたいと言っている。
好きなことを続けてくれれば結構なことだけど、その前に試験に合格して大学に入学しなければね。

あれは本当に引退試合だったのだろうか?

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2012年6月23日 (土)

蜜はどこだ

テッポウユリ(鉄砲百合:Lilium longiflorum )の花には、クロヤマアリ(黒山蟻:Formica japonica )が訪れていた。
白い花弁の上を歩いているのでよく目立つ。

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花を訪れる目的は花蜜の採取だろうが、歩き回るばかりでなかなか蜜源に集まらない。

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このアリは蜜ではなく花粉を食べているのだろうか?

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花弁の奥、蕊の元に潜り込んでいるアリもいる。

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ここが目当の蜜源だろう。

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2012年6月21日 (木)

夏至

"夏至(げし)"
昼の長さが最も長くなる

季節はずれの台風上陸があったけど、早いもので今日は夏至だ。
今年も前半が終わろうとしている。

テッポウユリ(鉄砲百合:Lilium longiflorum )が純白の花を咲かせていた。
白い花弁は黄色の花粉を際立たせるね。

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梅雨明けまで、あとひと月くらいだろうか。
待ち遠しいね。

二十四節気(にじゅうしせっき)は、1年の太陽の黄道上の動きを視黄経の15度ごとに24等分して決められている。
太陰太陽暦(旧暦)では季節を表すために用いられていた。

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2012年6月20日 (水)

蕺草

ドクダミ(蕺草:Houttuynia cordata )の花が咲く季節になった。
手入れが行き届かない自宅の庭には、毎年この花がたくさん咲く。
まあ、一般的にはいわゆる"雑草"扱いだけどね。

四枚の白い花びらのように見えるのは総苞で、小さな黄色い花をたくさん咲かせる。
家屋の周辺や道端の日陰に生えていることが多いね。

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可憐な花なのに"ドクダミ"というネーミングは少し気の毒に思う。
生薬や漢方薬の原料にもなる有用植物なのにね。

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2012年6月19日 (火)

蹲踞

"縄文人展"の展示物の中に、足首部分の骨の写真があった。
説明文を読むと、脛骨(すねの骨)と距骨(足首の骨のひとつ)の接触部に"蹲踞(そんきょ)面"という窪みがあって、大きく曲がる構造をしているそうだ。
つまり、縄文人は踵を地面につけてしゃがみ込む"蹲踞(そんきょ)"姿勢を容易にとることができた。

相撲や剣道の蹲踞は、つま先立ちで腰を深く下ろし、ひざを開いて上体を正した礼の姿勢をいう。

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一方、縄文人の"そんきょ"は踵を地面につけている。
簡単に言えば、和式トイレで用を足すときの姿勢、夜のコンビニエンスストア前にしゃがみ込む中高生の姿勢だね。
踵を地面につける姿勢が楽だと思う人は、典型的な日本人だろう。
私もこの姿勢が極めて楽チンだ。

実はヨーロッパ人には、踵を地面につけた"そんきょ"姿勢が難しい。
日本人に比べて"蹲踞(そんきょ)面"が十分に窪んでいないため、足首の関節を大きく曲げることができないのだ。

当然のことかもしれないが、私たち現代日本人が容易に"そんきょ"ができる骨格を御先祖様である縄文人から受け継いでいることが実感できたね。

余談になるが、日本人でも踵を地面につけた"そんきょ"ができる人の割合は減少傾向にあるらしい。
私の妻もこれができないし(子ども達はできる)、前述のコンビニ前の中高生も近頃は地面に座り込む"地べたリアン"が増えているように思う。

和式トイレではさぞ大変だろうと思うが、そもそも和式トイレが絶滅寸前だから心配することもないか。

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2012年6月18日 (月)

縄文人展

国立科学博物館で企画展"縄文人展 芸術と科学の融合"が開催されている。

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国立科学博物館企画展 縄文人展

会場内には、写真家の上田義彦さんが撮影した縄文人の骨格標本写真をポスター形式で展示している。
まあ、発掘された人骨の写真なのだが、芸術として"一枚の写真があらゆる説明を越えて人物の本質を伝える"ことがコンセプトだ。

縄文人の歯は上下の咬合面が著しく磨り減っている。
現代人と比べて、硬い物を常食していた証拠だ。
また、縄文人には狩猟、漁労に伴う骨折が多かったようだ。
現代のようにギプスで固定する治療などしないから、骨が変形して癒合している。
骨を見ることで体格の他にも生活習慣を推測出来るのだね。
残念だけど会場内は撮影禁止だったので写真を撮ることはできなかった。

常設展に展示されている縄文時代の資料を見に行った。
こちらは写真も撮れるし、分かりやすく解説文が書かれている。

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"縄文時代"と一括りにされているけど一万年以上の時代区分だから、文化や生活様式に変遷がある。
私たちの御先祖様、そして現代日本人の本質を知るうえで、とても興味深い時代だね。

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2012年6月17日 (日)

大きくなったね

5月中旬にトノサマバッタらしきバッタの脱皮を見た場所を2週間後に再び歩いたら、成長して大きくなったバッタを見つけた。

脱皮

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5月中旬にバッタの脱皮を見た場所を2週間後に再び歩いたら、成長して大きくなった同種と思われるバッタを見つけた。

脱皮

もちろん同じ個体ではないけれど、あれから何回かの脱皮をしたのだろう。
顔つきが成虫らしくなってきた。

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2012年6月16日 (土)

さつきフェスティバル

少し前になってしまうが、東京の上野公園で"さつきフェスティバル"が開催されていた。

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丹精こめて育てられた盆栽が、いずれも見事に花を咲かせていた。
優に100鉢以上は並んでいたね。

野生のサツキ(皐月:Rhododendron indicum )は山奥の岩肌などに自生する。
山歩きをしていてもどの株が自生なのかよく分からないけどね。

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どれも丹誠込められた鉢ばかりで、育成者の愛情と苦労が伝わってきた。
無精者の私にはとても真似ができない。

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2012年6月15日 (金)

鯨と烏

国立科学博物館の屋外には、シロナガスクジラの等身大模型が展示されている。

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シロナガスクジラ(白長須鯨:Balaenoptera musculus )は体長が20~30m、体重が80~190トンといわれ、現生する最大の動物だ。
過去に捕獲された記録では34mの個体が確認されているそうだ。

生息海域は広いけど沿岸部にはあまり姿を現さないから、私たちが直接見ることは難しいだろう。
人の乱獲によって絶滅寸前まで追い込まれ、捕獲が全面的に禁止されてから50年以上が経過したけど、なかなか個体数が増えないそうだ。

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そんな生物だから、来館者に存在を実感させることがこの展示の趣旨だろう。
近づいて見上げると、口や尾びれの大きさに圧倒される。
同じ哺乳類として畏敬の念を覚えるね。

巨大な体に似合わず、背びれは小さく申し訳程度についている。
模型の最上部に申し訳なさそうに付いている。

背びれに何か動くものが止まっているので、目を凝らすとカラスだった。

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地上20m位の位置だから周辺の木立より眺望が良いのだろう。
高みの見物といったところか。

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2012年6月14日 (木)

Scorpionfly

英語で単に"fly"といえばハエのことだが、"~fly"という名をもつ昆虫が何種類かいる。
例えば、"butterfly"はチョウ、"dragonfly"はトンボ、"firefly"はホタルだ。

虫好きでなければあまり馴染みがないと思うけど、シリアゲムシ(挙尾虫)という昆虫は英語で"scorpionfly"、"サソリ"と呼ばれている。

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ヤマトシリアゲ(大和挙尾:Panorpa japonica )の体長は15mm程度で、それほど大きな昆虫ではない。
薄暗い林の中で見かけることが多い。
華奢な見た目をしているけど、"尻揚げ虫"という名が示すように、雄の腹端が背側に反り返っているのが特徴的で、これがサソリの名の由来だろう。
奇っ怪な腹端だけど、もちろん本物のサソリのように毒針があって刺すわけではない。
よく見ると頭部が細長く、かなりの馬面をしているのも特徴だね。

シリアゲムシは昆虫の死骸などを餌とする。
また、とても面白い習性だけど、交尾に至る前に雄が雌に餌をプレゼントするそうだ。
いずれの場面も見たことがないので、写真に撮ってみたいね。

雄と違って雌の腹端は反り返っていない。

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いったい雄の"サソリの尾"にはどんな役割や効果があるのだろう。

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2012年6月13日 (水)

茱萸の実

父母宅の庭にサクランボのように可愛らしい赤い実が生っていた。
母に聞いたら、ナツグミ(夏茱萸:Elaeagnus multiflora )ということだ。

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4月には白い花が咲いていたそうだが、写真を撮るのを忘れてしまった。

この実は食べられるそうで、美味しいといって母はよく食べている。
甘みは少なく、酸味と苦味があって、私はあまり美味しいと思えなかったが、母は子どもの頃によく食べたらしい。
ノスタルジアもあるのだろうね。

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2012年6月12日 (火)

海開きの準備

梅雨入りした(と思われる)翌10日に、逗子海岸に行った。
と言っても、近くで中学生の娘の剣道の試合があったので、昼休みに海岸まで歩いただけだけど。
梅雨とは思えない真夏のような日差しと暑さだったね。

三浦半島に西海岸を通る国道134号線は海風ドライブが気持ちよい道路だ。
海岸に目をやると何本もの木杭が立っている。

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夏の風物詩、海の家を建築しているところだね。
パワーショベルを作業台にする様子は熟練を感じさせるけど、危なくないのかな。

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今年の逗子海水浴場の海開きは6月29日だ。
このあまり広くない浜に約40軒の海の家が建ち並ぶそうだ。

海水浴には少し早いけど、このポイントはヨット、ウィンドサーフィンなどを楽しむ人が季節を問わず訪れている。

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マリンスポーツには縁がない人生を送っているが、気持ち良さそうだね。

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この近くには"サーファー・デザイナーズ"マンションが何棟も建設されている。
"いつでもすぐに"海に出たい人が多いということだろうね。
風情は変わったけれど湘南の海は相変わらず人を惹きつける。

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2012年6月11日 (月)

梅雨入り

昨日(9日)、気象庁が関東甲信と北陸が梅雨入りした"とみられる"と発表した。
あいまいな表現だが、後日、春から夏にかけての実際の天候経過を考慮した検討を行った結果、発表した期日が変更されることがあるようだね。

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梅雨入りした(と思われる)今日は一転して真夏のような天候になった。
これだから天気の予報や評価は難しいのだろうな。

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2012年6月10日 (日)

アゲハの産卵

みかん畑が広がっている所にはアゲハチョウ属(Papilio )のチョウが多い。
幼虫の食樹であるウンシュウミカンに産卵するためにやってくるのだ。
ミカンの他にもユズ、カラタチ、サンショウなどの葉が幼虫の食料になる。
これらの樹は庭木として植えられていることが多いから、住宅地でもよく見られるね。

早速、飛び回っているナミアゲハ(並揚羽:Papilio xuthus ) を見つけた。
しばらく目で追っていたら、枝に止まって腹端を折り曲げている。
ナミアゲハの産卵だ。

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枝に"お座り"をするような不安定な格好で、羽ばたきながら新芽に卵を産み付けている。
時間にして僅か20秒足らず、2、3枚しかシャッターを切れなかったね。

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孵化したばかりの幼虫は硬い葉を食べることができない。
だから柔らかい新芽を選んで産卵するのだろうね。
産卵する数は一箇所に一粒だ。

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きれいな球形をした卵の直径は約1mmで薄い黄色をしている。

卵から孵化した幼虫が成長して無事に羽化できる確率は、僅か1~2%だという。
数多の天敵の攻撃から逃れた極めて運が良いものだけが、空に羽ばたくことができるのだ。
卵たちには厳しい生存競争が待っている。

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2012年6月 9日 (土)

みかんの花咲く丘

秦野市の弘法山の麓にはみかん畑が広がっている。
横須賀の津久井浜には大規模な観光農園のみかん畑があるが、ここもそうなのだろうか。

ウンシュウミカン(温州蜜柑:Citrus unshiu )は、栽培地である中国の温州に因んで命名されたそうだ。
でも、原産地は中国ではなく、鹿児島県の長島という所らしい。
まさに日本の蜜柑なんだね。

鹿児島原産のウンシュウミカンは、関東より南の暖地で栽培されている。
5月頃に小さな白いを咲かせ、品種によって異なるが秋から12月にかけて果実が成熟する。

弘法山麓のみかん畑では、ちょうど可愛らしい花が咲き始めていた。
近づくと、微かによい香りが漂っている。
いわゆる"シトラス系"で多くの人が好ましいと感じる香りだろうね。

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一部は花弁が落ちたものがある。
小さな実が膨らみ始めているね。

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"みかんの花咲く丘"という童謡がある。
ウンシュウミカンの花を見ていたら、メロディーと第一小節の歌詞が頭の中に流れてきた。
曲名は忘れていたが、幼い頃に聞いた歌はどこかで憶えているものだね。

みかんの花が 咲いている
思い出の道 丘の道
はるかに見える 青い海
お船がとおく 霞んでる

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2012年6月 8日 (金)

セプテンプンクタータ

ヒラメの刺身を原因食品とする食中毒の記事に目を通していたら、原因微生物が"クドア セプテンプンクタータ"という寄生虫であると記している。

標準和名が命名されていない寄生虫や細菌は、学名のローマ字読みをカタカナで表記されることが多い。
ご多分に漏れずこのヒラメの寄生虫も舌を噛みそうな憶えにくい名で呼ばれることになるだろう。

ここで、おやっと思った。
なぜか"Kudoa septempunctata "という学名に見覚えがあるのだ。
私に見覚えがあるとすれば、昆虫関係に違いなかろう。
調べてみたら案の定だったね。

ナナホシテントウ(七星天道)の学名が"Coccinella septempunctata "で、種小名が同じなのだ。

日本で最も愛されている昆虫であろうナナホシテントウは、和名のとおり赤い鞘翅(背中)に7つの黒紋が付いている。

愛されキャラ

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ラテン語の"septem"は数字の"7"、"punctata"は"斑点がある"という意味だ。
つまり、種小名の"septempunctata "は"7つの斑点がある"だね。

ヒラメの寄生虫である"K.septempunctata "をメチレンブルーで染色して顕微鏡で観察すると、5~7個の胞子が青い花びらのように連なった姿が美しく浮かび上がる。

寄生虫に関する知識は全くないが、この胞子が7つの斑点に喩えられたのだろうか。

ともあれ、こんなことを調べていたら異国の呪文のように意味不明な"クドア セプテンプンクタータ"を憶えてしまった。
庭にいる愛らしい"C.septempunctata "に感謝しなければね。

余談だけど、なぜ"September(9月)"が"7番目の月"なのか?

実はユリウス暦以前の古代ローマでは、1年の最初の月は3月だったそうだ。
だから、9月が"septem"、10月が"octo(8番目の)"、11月が"novem(9番目の)"、12月が"decem(10番目の)"という接頭語がついている。
ややこしいけど昔の順番が名に残っているということだね。

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2012年6月 7日 (木)

金星の太陽面通過

6月6日の午前7時頃から午後2時前まで、金星が太陽面を横切る"金星の太陽面通過"があった。

金星の太陽面通過(国立天文台)

5月21日の"金環日食"は曇り空のせいで満足に観察することができなかったので、リベンジではないけれど休暇を取って観察することにした。

横須賀では朝から強い雨が降っており、これはまた駄目だなと諦念しかけたけど、正午過ぎに雨が小降りになったので、カメラを持って庭に出てみた。

強い風に吹かれて雲の流れが速い。
太陽は雲に隠れて見えないが、しゃがみ込んで南の空を見上げた。

時折、雨脚が強くなるので家に入り、再び庭に出るを何回か繰り返したところで、突然、流れる雲間から太陽が姿を見せてくれた。
小雨が降っているので三脚は準備しておらず、手持ち撮影になってしまったね。

P6068540r

小さな黒い点が金星だ。
太陽面通過は間もなく終了の時を迎えるところだった。

P6068540rr

これは幸運といって良いだろう。
でも、太陽面通過が終わった直後から、陽が差してきたのには参ったね。

P6068593rr

金環日食を撮影するために購入したNDフィルターを使って太陽を撮ってみた。
手持ち撮影だけれど黒点も識別できる。
本当ならばこれで金星を撮りたかったね。

頻度でいえば"金星の太陽面通過"の方が"皆既日食"よりもずっと珍しい。
皆既日食は、毎年地球のどこかで観察することができるけど、次回の金星の太陽面通過は105年後の2117年12月11日だからね。
当然、私はこの世にいないから、今回観察できたのはやはり幸運といえるだろう。

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2012年6月 6日 (水)

岩煙草

父母宅の庭には小さな池がある。
その縁石に母が植えたイワタバコ(岩煙草)が花を咲かせている。
数年前に知人に貰ったそうだ。

イワタバコは湿った岩壁などに着生する多年草だ。
葉がタバコに似ていることが名の由来らしい。
タバコの葉はもっと巨大だけれど、確かに広い葉を目いっぱい広げている。

R0010554

薄紫色をした花は可憐で美しい。

R0010550_2

鎌倉の東慶寺境内にはイワタバコが群生している場所があって、この時季はイワタバコの花を愛でるために訪れる人が多いそうだ。

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2012年6月 5日 (火)

いらっしゃい

カニグモ(蟹蜘蛛)というクモがいる。

前から2対の長い脚を大きく広げた姿が、"蟹"に似ているから名づけられたらしい。
カニグモの仲間は、いわゆる"蜘蛛の巣"の網を張らない。
花などに訪れる昆虫を待ち伏せして捕らえるハンターなのだ。

カニグモの仲間であるガザミグモ(蝤蛑蜘蛛:Pistius truncatus )が花にいた。
余談だが"カザミ"とは"ワタリガニ"として知られる食用のカニだ。
このカザミグモは花粉などを食べているわけではない。

P5193090

カザミグモは潜み隠れることはなく、こんな具合にひたすら獲物を待ち構えているのだ。
これだけ目立っていれば、獲物の昆虫は近づかないように思えるが、一般的に昆虫の眼は動くものを認知するようになっている。
動かずにじっとしていれば、気付かれないのだろうね。

P5193086

小さな甲虫が花粉を食べにやってきた。
やはりピクリともしないカザミグモには気付いていないようだ。
この甲虫は難を逃れて飛び去った。

R0010356r

カザミグモはかなり大型の昆虫も捕獲するらしい。
しばらく観察を続けたが、この日は獲物を捕らえるところを見ることはできなかった。

大きく腕(脚だけど)を広げて、獲物を待ち構えている様は恐ろしけれどユーモラスだね。

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2012年6月 4日 (月)

窓蛾

この時季、ハルジオンの花を訪れて吸蜜しているマドガ(窓蛾:Thyris usitata )をよく見かける。
マドガは羽を広げた大きさが1cm足らずの小さなガだ。

マドガ(窓蛾)とはなんとも妙な名前だが、前翅の白紋と後翅の一部の鱗粉が脱落して半透明になって"窓"のようになっていることがその由来だ。

P5132992

体に比べて翅が小さいので、見た目は鈍重な印象を受けるが、なかなかどうして敏捷に動く。
花の上でも静止することがなく、常に動いているね。

P5193177r

"チョウ"と"ガ"は同じ鱗翅目(チョウ・ガ目)に分類される昆虫だ。
両者に形態上、生態上の明確な区別はない。
昼間に飛ぶのがチョウ、夜に飛ぶのがガという乱暴な区別を聞くことがある。
しかし、ほとんどのチョウは昼行性だが、ガの仲間にも昼行性の種がたくさんあるのだ。
マドガやオオスカシバのようにね。

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2012年6月 3日 (日)

キイロスズメバチの女王様

ハナバチ類がたくさん集まっている花の樹の周囲をキイロスズメバチ(黄色雀蜂:Vespa simillima xanthoptera )の女王が飛び回っていた。
花蜜を求めてやって来たのかなと思い、目で追っていたら、突然空中で何かを捕まえた。
葉にぶら下がって、捕まえた獲物を肉団子にしているようだ。
慌ててカメラを構えたが少し遠い。

R0010339

どうやらハナバチ類を捕まえたようだが、すでに団子状になっているのでよく分からない。
こんなアクロバティックな体勢でなく、安定した場所で落ち着いて作業すれば良いのにと思うが、とにかく仕事が素早くて本当に感心するね。

R0010343r

30秒足らず、2、3枚シャッターを切ったところで、巣に向かって飛び去ってしまった。
キイロスズメバチの女王も働きバチ(娘)を一刻も早く育てなければならない。
暇な私に付き合っている余裕などないのだ。

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2012年6月 2日 (土)

コガタスズメバチの女王様

コガタスズメバチ(小形雀蜂:Vespa analis )の女王が地面近くを飛び回っていた。
間もなく地面に降りたので、近寄ってカメラを構えた。

P5133019

何をするわけでなく、地面に止まっている。
ハチを見ていると時々こんなことがある。
休息しているのか、それとも寝ているのか・・・。

P5133017r

この時期、越冬から目覚めたスズメバチの女王は、ただ1頭で巣作りを始めている。
早く働きバチ(娘)を育てて産卵に専念しなければ、営巣に失敗してしまうから大変だ。

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2012年6月 1日 (金)

弘法山

カミキリムシを撮ることはできなかったが、秦野市の弘法山は昆虫が多い。

ヒゲナガバチの仲間やアオスジアゲハなどが花蜜を求めて飛び回っていた。

P5133079r

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