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2012年3月の記事

2012年3月27日 (火)

軍港めぐり

横須賀港をもっと見たいのなら、民間会社が運営している"軍港めぐり"を利用するとよい。
横須賀本港と長浦港を巡る45分程度のクルーズだ。
NHKドラマ"坂の上の雲"が放送されてから、利用客が増えているらしい。

軍港めぐりの船が発着するのは、ダイエー横須賀店前の桟橋だ。

出航後、桟橋を振り返るとショッピングセンターと潜水艦が並ぶシュールな光景が見える。

Pa263148_2

これは横須賀に配備されている海上自衛隊潜水艦隊の潜水艦だ。

Pa262963

潜水艦は忍者に喩えられることが多い。
"海の忍者"が姿を晒していいのかとも思うが、作戦行動中のステルス性が高ければ問題ないのだろうね。

Pc066826

アメリカ海軍の艦船も見える。
多くの艦は艦首に表示された艦番号を見れば艦名がわかる。
この艦はミサイル駆逐艦の"マッキャンベル"、東日本大震災後のトモダチ作戦に参加した。

この大きな艦は、海上自衛隊で最大のヘリコプター搭載護衛艦"ひゅうが"だ。
上部甲板はまるで航空母艦のようだが、固定翼機は発着できない。

Img_3175

こちらが本物の航空母艦、アメリカ海軍の"ジョージ・ワシントン"だ。
"ひゅうが"も大きな船なのだが、横に並ぶと彼我の差は歴然だね。

Img_3178

2年前まで、海上自衛隊の護衛艦に混じって、このオレンジ色に塗装された船が係留されていた。

Img_3212

この船の続きは、また後日。

横須賀港は普通の港とは全く違う雰囲気をもつ港だ。

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2012年3月26日 (月)

日常の中の異風景

"田浦梅の里"の丘には展望台があり、東京湾を見渡すことができる。
天気が良ければ、横浜のランドマークタワーもよく見える。

Img_8918

この場所から横須賀港を見下ろすとこんな風景だ。

Img_8912

平地が少ない横須賀では、丘陵を切り拓いて宅地としている場所が多い。
この急傾斜地にも住宅が並んでいる。
住宅の向こうに見える湾が横須賀港だ。

日常のありふれた風景のようだが、港の赤白クレーン付近を拡大してみると、灰色をした巨大な船が見える。
展望台からよく見えるのだが、巨大すぎてこれが船だと気づかない人も多いようだ。

P3202018r

この船は、2008年(平成20年)から横須賀を母港にしているアメリカ海軍第7艦隊の原子力航空母艦"ジョージ・ワシントン"だ。

合衆国初代大統領の名を持つこの船は、9隻の同型艦とともに世界最大の軍艦で全長333m、東京タワーの高さと同じで、その存在感は圧倒的だ。
立ち並ぶ住宅と、おそらくは核兵器を搭載しているであろう戦闘艦とのギャップに戸惑いを感じるね。

横須賀に入港中のジョージ・ワシントンの艦載機は、厚木飛行場(綾瀬市、大和市)で訓練を繰り返し、周辺住民は騒音に悩まされている。

横須賀市では、基地の早期返還を求める声もあるが、その存在を受け入れて共存を図る意見が多数派になっている。
東日本大震災後、米軍は直ちに災害派遣を決定し、被災地を支援してくれた。
年に数回、横須賀基地が一般開放される日には、多くの観光客が訪れている。

そんな中で、核兵器持ち込みに関する"密約"や"暗黙の了解"の存在が問題になっている。
基地の是非を論ずる前に、基地周辺の住民に対して、しっかりとした説明をすることが絶対に必要だと思う。

米軍基地は沖縄県だけの問題ではない。

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2012年3月25日 (日)

横須賀港

JR横須賀駅の改札口を抜けると、すぐに横須賀港が広がっている。
"ヴェルニー公園"として整備された海沿いには、散策したり、ベンチで本を読んだり、ゆったりと時間を過ごす人が多い。

港に停泊している船を見ているだけで、なかなか面白い。
かつては軍港都市として賑わった横須賀だが、ここは今も日本の海上自衛隊とアメリカ海軍の基地になっている。
つまり、他の港では見ることができない艦船を、至近距離で眺めることができるのだ。

Img_8944

特に、潜水艦をこれだけ間近に見ることができる場所は、他に広島県の呉だけだ。

Img_8957

この埠頭には、海上自衛隊の潜水艦がいつも繋留されている。
潜水艦には艦番号が表示されていないので艦名はわからない。

潜水艦は、港に隣接するダイエー横須賀店からも眺めることができる。
日常と非日常が隣り合わせの不思議な空間だね。

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2012年3月22日 (木)

階段のない駅

田浦梅林の最寄り駅はJR横須賀線の田浦駅だ
1889年(明治22年)に開通した横須賀線は、旧日本海軍の軍港都市であった横須賀への兵員、物資の輸送を主な目的として建設された路線だ。
だから、強引に用地買収がされたのだろう、北鎌倉駅の近くでは円覚寺境内を横断している。

鎌倉の紅葉(その1)

1930年(昭和5年)に湘南電気鉄道(現在の京浜急行)が横浜と横須賀の間で運行を開始するまで、三浦半島の鉄道は横須賀線だけだった。
しかし現在、大船から久里浜の区間はローカル線の雰囲気が漂う。
沿線に広い土地が少なく、乗降客が減少しているからね。

丘陵が幾重にも連なる三浦半島に鉄道を建設するにはトンネル工事が不可避だ。
三浦半島の鉄道駅ではよく見る光景だけど、田浦駅は駅の両側がトンネルになっている。

Img_8933

しかし、昔ながらの田浦駅のプラットホームは短い。
11両編成の列車が停車すると最後(前)の車両がトンネル内に入ってしまうので、乗客は別の車両から乗降することになる。

このトンネルも120年以上の歴史があるのだろう。
クラッシックなレンガ造りで、時代を感じさせるね。

旧日本海軍の横須賀鎮守府、海軍工廠が置かれた横須賀へ人員、物資を輸送するために開業されたのが横須賀駅だ。
駅を降りれば真正面は横須賀軍港だった。

現在の横須賀駅は貨物線を廃止しているが、その名残が引込み線に残っている。

Img_8935

写真の右側は港に隣接している。
列車から降ろした人員、物資をすぐに軍港に搬入するためだったのだろうね。

かなり有名なことだが、横須賀駅には階段が一段もない。
跨線橋や地下通路がないので、改札を抜けるとすぐにプラットホームだ。

Img_8937

横須賀線が久里浜へ延伸されるまでは、ここが終着駅だったこともその理由だろうが、大量の兵員を短時間に乗降させるためだったのではないだろうか。

交通バリアフリー法が施行されて、エレベーター、エスカレーターの鉄道駅への設置が進んでいる。
120年前の理由はともあれ、階段のない駅はユニバーサルデザインの最先端だね。

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2012年3月21日 (水)

田浦梅の里

横須賀市の梅の名所"田浦梅の里"は小高い丘の上にある。
この梅林は、昭和9年に皇太子(今上天皇)の生誕を祝って、田浦の人々が700本の梅を植えたことに始まるそうだ。

P3201988

その後、公園として整備されて、現在は2700本以上の梅が植えられている。

田浦梅林の案内

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田浦梅林では花の時期が平年より1か月は遅いようで、三分から五分咲きといったところか。
樹によっては、未だ蕾の状態で見頃はあと数日後だろうね。
今年の"田浦梅林まつり"は、花が咲く前に終わってしまった。
準備や手配の都合で延期できなかったのだろうけど、寂しかったろうね。

間もなく、桜の花見の時期になってしまう。
もっとも、奈良時代以前は、"花見"といえば梅花を愛でることだったそうだ。

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バラ科サクラ属のウメには多くの品種がある。
この梅林にも、紅、白、ピンクの花を咲かせる数品種のウメが植えられている。

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白梅の花は小さいが、清楚な雰囲気が良い。

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ここの梅実を原料にして、"横須賀梅わいん"などが生産されている。
さっぱりとした梅の香りがするワインで、下戸の私でも美味しく飲めたね。
主に地元の酒屋で販売しているそうだ。

横須賀梅わいん

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数えたことはないけれど、ウメのおしべは数が多い。
一体何本あるのだろうね。

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このピンク色の花弁をした梅は、がく片が赤いので華やかだ。
田浦梅林では一番綺麗な品種だと思うね。

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数は少ないけれど紅梅も植えられている。

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品種名を知りたいところだが、掲示がないのが残念だね。

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この梅林は丘の上にあるので、急で長い階段を上らなければならない。
私にはちょうど良い運動だけど、お年寄りには少し大変だ。
両親を連れて来たいけど、足腰が弱くなっているから難しいだろうね。

今年の梅見は諦めていたけど、運良く春分の日が良い天気だった。
妻と二人で出かけたのだが、花粉症の妻は辛かったようだ。

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周囲には杉が植林された山があるから、花粉がたくさん飛散していたのだろう。
妻には気の毒だが、楽しい一日だったね。

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2012年3月20日 (火)

春分

"春分(しゅんぶん)"
太陽が真東から昇って真西に沈み、昼夜がほぼ等しくなる

春分の神奈川は、少し風が冷たいけれど良い天気になった。
春分に梅花はミスマッチかもしれないけど、今年の見頃はあと数日後かもしれないね。

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春はまだかと言いながら、早いものでまもなく4月だ。
慌しい時期になる。

二十四節気(にじゅうしせっき)は、1年の太陽の黄道上の動きを視黄経の15度ごとに24等分して決められている。

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2012年3月18日 (日)

金色の毒

東京都の多摩動物公園には"昆虫生態園"がある。
大温室の中は、年間を通じて昆虫の生育に適した温度に管理されているので、冬でもチョウを観察することができる。
冬に昆虫が恋しくなった時は、ここへ行くことにしている。

オオゴマダラ(大胡麻斑:Idea leuconoe )は、白黒のまだら模様が特徴的な大型のチョウだ。
東南アジアに広く分布し、日本では南西諸島に生息している。

漢字表記をそのまま読めば、オオ ゴマ マダラだと思うのだけど、標準和名は、なぜか"マ"が一字省略されている。

Photo

分布域は温暖なので、年間の長い時期に見ることができる。
飼育が比較的容易なのだろうか、多摩動物公園以外でも飼育している生態園は多い。

大型のチョウだけあって、間近で観察すると存在感があり、顔の近くを飛ばれるとその羽音がはっきりと聞こえる。

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オオゴマダラの飛翔は、フワフワと羽ばたいて滑空、を繰り返す。
なんとも優雅でのんびりとしているね。

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昆虫生態園の内部は温度、湿度が制御されて、自然の環境を再現してチョウの生態を観察できるようになっている。

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交尾を終えたメスは、幼虫の食草である"ホウライカガミ"の葉に卵を産み付ける。
アルカロイドを含むホウライカガミの葉を食べることで、幼虫は体内に毒を蓄積し、天敵となる鳥などに捕食される危険を回避しているのだろう。
幼虫が食草から摂取した毒は、蛹や成虫にも残っている。

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防御を目的とした毒を持つ生物は、派手な外観をしていることが多い。
環境中に隠蔽するより、積極的に"食べるな!危険"をアピールした方が生き残り戦略上、有利なのだろうね。

だから、オオゴマダラの蛹はこんな外観をしている。
初めて見たときは驚いた。
成虫が大型なので当たり前だけど、蛹も大きい。
大きさは5cm位はあるだろう。
なにより、メタリックな金色に輝いているのが特徴だ。
チョウの蛹でこんなに目立つのは、あまりないと思うね。

アゲハチョウの仲間の蛹は緑や茶など環境に埋没する色をしているが、オオゴマダラの蛹はこれでもかと言わんばかりに自己主張している。

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金色に惹かれる人間から見ると、金色に輝くオオゴマダラの蛹は"ただ者"ではない存在だ。
"魅惑の毒"と感じるのは身勝手な感傷に過ぎるか・・・。

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2012年3月12日 (月)

エゴイスト

20代の頃は、かなりのクルマ好きだった。
ステアリングを握るのが楽しかったし、毎週のように愛車を洗車して丁寧にワックスをかけたものだ。
自動車雑誌もよく読んでいたね。

子どもが生まれてからミニバンに買い替えたが、そのころから車は単なる移動、運搬の手段になり、洗車もガソリンスタンドの洗車機を利用するようになった。
新車発表のニュースにもそれほど関心はなくなったね。

日産自動車のグローバル本社は横浜のみなとみらい地区にある。
買い物のついでにギャラリーに立ち寄ってみた。

NISSAN GT-Rは、日産の最上位スポーツカーだ。
以前はスカイラインの最上グレードだったが、現在は独立した車種になっている。
丸型のテールランプはスカイラインの伝統を継承しているけどね。

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あれ?
GT-Rのバッチの下に、"EGOIST"というグレード名が表示されている。
エゴイスト(egoist)という語は、自分のことしか考えない人、自分勝手な人。利己的な人などという意味で、あまり良いイメージではない。

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価格を見て驚いた。
このグレードの車両本体価格は1500万円を超えているのだ。
オーナーの好みでカスタマイズできる内装は、わざわざヨーロッパに空輸して組み上げているそうだ。
バブル期は高級車や限定車が投機の対象になったが、今はこの価値感を共有できる人がオーナーになれるのだろう。
クルマに対する思いが熱くて一途な人は、やはり"EGOIST"なのだろうね。
羨ましい。

何年か先、子どもたちが巣立って行ったら、スポーツカーに乗ってみたいと思う。
勿論、妻の同意が絶対条件だ。
やはり、私はそれほどのエゴイストにはなれそうもないね。

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モータースポーツの車両も展示されていた。
往年のFRシルビアは懐かしかったね。

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2012年3月11日 (日)

久慈の琥珀

通勤電車の中吊り広告で、"世界の琥珀展"が横浜タカシマヤで開催されていることを知り、仕事帰りに立ち寄った。
琥珀展では、久慈琥珀という会社が運営する"琥珀博物館"の収蔵物の展示と琥珀アクセサリーの即売をしていた。
久慈市も東日本大震災の津波等で被害を受けたので、これも被災地の復興支援のひとつだろう。
会場内で写真は撮れなかったが、琥珀を使った工芸品やアクセサリー、"虫入り琥珀"の展示、エカテリーナ宮の"琥珀の間"の解説などが面白かったね。

岩手県久慈市は、国内有数の"琥珀"の産地として知られている。
"琥珀博物館"は9年前に訪れた。

久慈琥珀 琥珀博物館

"琥珀"とは、数千万~数億年前に繁茂していた樹木の樹脂が化石となったものだ。
琥珀には、全くの偶然で内部に昆虫や小動物を封入したものがある。
太古の昆虫などが原形を留めているわけで、まるでタイムカプセルだ。
昆虫好きとしては堪らない。
食い入るように、微小な琥珀の数々を長い時間をかけて見つめた。
琥珀博物館では琥珀のアクセサリーをミュージアムショップで販売しており、虫入り琥珀も並んでいた。

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私があまりに熱心に見つめているので、同行した母親が不憫に思ったらしく、この琥珀を買ってくれた。
いい歳をして恥ずかしかったので一旦は断ったが、いくつになっても息子は可愛いのだろうと思い、有難く頂いた。

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この琥珀はドミニカ産で、膜翅目(ハチ・アリの仲間)と思われる昆虫が封入されている。
昆虫は小さくて化石として残りにくい。
数千年前の姿がこれだけ明瞭に遺されるのは、琥珀に封入されているからだ。
妻や娘にはただのゴミにしか見えないようだけどね。

久慈琥珀の従業員の方と少し話をした。
琥珀博物館は無事だったが、津波で自宅を流された社員もいたそうだ。
また、東北地方全体にいえることだが、観光客の減少が復興を遅らせているようだ。

東日本大震災から、今日で1年が経過した。
今週、テレビ各局は被災地の1年間を振り返った番組を放映している。
東日本大震災の教訓と被災地復興については、これからも決して忘れてはいけないと思った。

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2012年3月10日 (土)

バイオリウム

「食と農」の博物館に隣接して、"バイオリウム"という温室がある。
バイオリウムとは生き物空間という意味で、博物館と一体となって、「“食”は人と文化の源、“農”は人と自然の接点という切り口での幅広い展示」をしているそうだ。

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アフリカ、マダガスカル、南米などを原産地とする様々な植物が育てられている。

このフトアゴヒゲトカゲは体長30cm位あった。
ペットショップでも販売されているので、爬虫類愛好者にはお馴染みらしい。

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確かに、あごひげが生えているように見えるね。
赤外線と紫外線のランプを浴びて、"日向ぼっこ"をしていた。

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大型のエボシカメレオンは、頭部が"烏帽子"に見えることが名の由来だ。
カメレオンは、前後ともに5本の肢指が内外の二又に癒合しているので、樹の枝をしっかりと掴むことができる。

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スベヒタイヘラオヤモリも大型のヤモリだ。

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自宅に棲みついているニホンヤモリも見事にガラスに張り付くことができる。

我が家のヤモリ

ヤモリの肢指には襞状の鱗があって、微細な毛が生えている。

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これをガラス表面の微小な凹凸に引っ掛けているそうだ。
肉眼ではガラス面の凹凸など見えないからよく分からないね。

バイオリウムには、キツネザル(レムール)が何種類か飼育されている。
檻越しで暗く、キツネザルの動きは早いので、写真は撮れなかったね。

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2012年3月 8日 (木)

「食と農」の博物館

東京農業大学には"「食と農」の博物館"という施設がある。
世田谷キャンパスに隣接しており、近くには馬事公苑がある。
渋谷駅からバスで20分くらいかな。

この博物館のコンセプトは、"見る、聞く、触る、味わう"ことによって、食と農、環境を考える契機を提供することだ。

「食と農」の博物館

米作り、酒造、醸造、養鶏など、生産者と消費者の結び付きを発信している。
コンセプトが明確だから、展示も分かりやすいね。

東京農業大学には、全国の大学で唯一の"醸造"の名をもつ学科がある。
造り酒屋の子弟が多く入学するのだろうか、卒業生が経営する蔵元の酒瓶が300本以上も陳列されている。
洒落たバーのインテリアになりそうではないか。

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鶏は多くの品種が生み出されたが、収蔵する剥製の多さでこの博物館は有名らしい。

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国の特別天然記念物に指定されているオナガドリ(尾長鳥)の雄鶏は、尾羽が異常に長くなる。
鳥類の多くの種は1年に1回換羽するが、オナガドリの尾羽は生え変わらずにひたすら伸び続ける。
結果、長命の個体では尾羽の長さが10メートルに達することもあるそうだ。
野生の鳥類なら、こんな邪魔な羽根があれば生きていくことは難しいだろうね。
飛ぶこともできないだろうし・・・。
ちなみに、海外ではオナガドリのことを"yokohama"と呼ぶらしい。
輸出港の名から転じたそうだが、オナガドリの故郷、土佐(高知)の人は複雑な気持ちだろうね。

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品種改良とは変異の人為選択に他ならないが、姿形が様々で、見ていて楽しい。

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2012年3月 7日 (水)

ブータン国民からの贈り物

東京農業大学の"「食と農」の博物館"で、"秘蝶"ブータンシボリアゲハの標本が公開展示されている。
新聞記事を見た職場の友人が教えてくれたのだが、虫好きの私としては是非もなく見に行かねばならない。
半ば強制的に、高校生の息子と中学生の娘を連れて行った。
まぁ、時々こんなことがあるから、子どもたちは"まただよ"といった感で慣れたものだ。

生き物に聞く展「ブータンシボリアゲハ」公開中!

昨年の夏、日本蝶類学会とブータン王国の共同調査隊が、ブータン東部で78年ぶりにブータンシボリアゲハ(Bhutanitis ludlowi )を発見した。

ブータンシボリアゲハ

昨秋、ブータン国王が来日した際、2体の標本が友好の証として日本に寄贈されたそうだ。
そのうちの1体がブータン王国の国章がデザインされたレリーフ付きの立派な標本箱に納められ、ガラスケースの中に展示されている。
"A GIFT FROM THE PEOPLE OF BHUTAN"の銘が記されているね。
ありがたい贈り物だ。

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ブータンシボリアゲハの標本は、1933年にイギリス人が発見採集した5体が、大英自然史博物館で保存されているだけで、世界的に見ても非常に貴重なものだ。

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長い間、生息地周辺への外国人の立ち入りを制限してきたことが、ブータンシボリアゲハが"秘蝶"であり続けた理由だ。
昨夏の調査では、何頭もの個体が飛翔しているのを目撃しているし、食草への産卵も確認されている。
生息地では普通に見かける蝶なのかもしれないね。

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でも、無制限に観光客を迎え入れたら、あっという間に絶滅してしまうことだろう。
これからも、"世界的に貴重な秘蝶の標本"であり続けてほしいね。

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2012年3月 6日 (火)

三菱一号館

三菱一号館は、明治27年(1894年)に三菱財閥が丸の内に建設した初の洋風事務所だ(大正7年(1918年)に東9号館と改称)。

設計者は有名なイギリス人建築家のジョサイア・コンドルである。
以前訪れた"旧岩崎邸庭園"の洋館もコンドルが設計しているから、岩崎家や三菱と関係が深かったのだろうね。

旧岩崎邸庭園

この建物は昭和43年(1968年)に解体されてしまった。
貴重な文化財として、国や建築学会は保存を要請したが、三菱が聞き入れなかったらしい。

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平成21年(2009年)に竣工した"三菱一号館"はレプリカだ。

P2198091

明治期の設計図や、写真、保存部材などを基に、外観を上手に再現している。
隣接する高層建築物と一体して再開発が進められたのだが、容積率を緩和させるために、このレプリカを建築したのではないかという見解もあるようだね。
明治の昔も現在も、丸の内は三菱が仕切っている。

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文化財としての価値は低いかもしれないが、往時の街並みを想起させる効果はあるね。
"三菱一号館美術館"として使用されている建物はレンガ組構造で、最新の免震設備の上に乗っている。
内部にはエレベータもあるし、当たり前だけどトイレなどの衛生設備も最新式だ。
"忠実に再現"にこだわったのだろう、床は板張りになっている。
だけど、靴音が室内に響くので、美術館としては不適当じゃないかな。
絵を鑑賞している時、ハイヒールの靴音がかなり気になった。

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ドーマー窓やテラスの造形がいい感じだ。

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綺麗なイギリス積みのレンガだけど、国産でなく中国製ということで批判があるようだ。

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コスト面では、国内のレンガ製造業者に勝ち目はないかもしれないけど、この建物を"文化財"と考えるなら技術・文化の継承という視点は大切だよね。

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2012年3月 5日 (月)

啓蟄

"啓蟄(けいちつ)"
冬ごもりしていた地中の虫がはい出てくる

寒い時期に野山へ出かけるのが億劫で、すっかり昆虫撮影から離れてしまっている。
もちろん、冬であっても昆虫はどこかに生息しているのだけど、探すのが大変なのだ。

ブログを見ると、毎日のように昆虫を観察して写真をアップする方がいる。
敬服いたします。
過去の写真を掲載するという手もあるのだが、あまりにも季節感がない写真はどうもねぇ。

神奈川は今日も冷たい雨。
早く虫たちにはい出して欲しいと願う毎日だ。

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二十四節気(にじゅうしせっき)は、1年の太陽の黄道上の動きを視黄経の15度ごとに24等分して決められている。
太陰太陽暦(旧暦)では季節を表すために用いられていた。

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2012年3月 4日 (日)

蛎殻町の水天宮

日本橋から人形町へ、ブラブラと散歩したのは2月19日だった。
人形町の交差点を越えると大勢の人で賑わっている。
人形町通り、甘酒横丁をそぞろ歩きしたが、どの店も繁盛しているように見えたね。

蛎殻町の水天宮前に着いて驚いた。
参詣する人の列が100メートルは続いているのだ。

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少し躊躇したが、せっかくここまで来たのだからと最後尾に並んだ。

水天宮といえば、安産、子授けに御利益があることで有名な神社だが、こちらにお参りするのは初めてだ。

列に並んでいる人々に紙おむつの試供品が配られている。
顧客獲得にはいい機会だからねぇ。
子どもの安産祈願と思ったのだろう、私にも"どうぞ"と差し出してくれた。
孫はまだ少し先なので、丁重にお断りした。

P2198056

それほど広くない境内は、人であふれている。

この時に、ようやくこの日が"戌の日"であることに気がついた。
安産を祈願して帯祝いに訪れる人が多いわけだ。

古来、水天宮は農業、漁業、航海者の間で信仰され、安産、子育て以外にも水難、火災などの除災にも御利益があるそうだ。

撫でると子授けや家内安全などの御利益がある"子宝犬"は、幾重にも人に囲まれてとても写真を撮ることができない。

P2198064

こちらは、御利益の融合なのだろうか、"安産子育て河童"だ。

足下と胸、左肩に小さな赤ちゃん河童がしがみついている。
可愛らしいようで、少し恐いような・・・。

社殿に向かって右の"阿形"の狛犬は、筋肉質なフォルムで現代的だ。

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いかにも安産、子育ての神社らしいのが、左の"吽形"の狛犬だね。
なんと、幼い子どもの狛犬を伴っている。

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母親にじゃれついているようで、可愛らしい。

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2012年3月 3日 (土)

日本橋人形町

テレビドラマにもなった東野圭吾の"新参者"は、日本橋人形町が舞台になっている。
映画"麒麟の翼"がなかなか良かったので、テレビドラマ"新参者"のDVDをレンタルした。
趣がある街並みが描写されていたので、日本橋を見に行ったついでに、人形町まで足を伸ばしてみた。

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この時計台は"からくり櫓"という。
毎定時になると、機械仕掛けの火消し人形が動き、音曲が流れる仕組みになっている。

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江戸幕府が開かれて間もない1617年に、この付近に幕府公認の"吉原遊廓"が誕生したが、1657年の"明暦の大火"で吉原遊廓は焼失してしまう。
ここは江戸城にほど近いので、浅草山谷へ遊郭を移転させることになり、この周辺を"元吉原"、浅草を"新吉原"と呼ぶそうだ。
江戸は大火事が多かったそうだが、都市計画の契機にもなっていたのだね。

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"人形町"の名は、かつて多くの人形師が住み、人形を売る店が並んでいたことに由来し、関東大震災後の区画整理の時に、正式な地名になったそうだ。
東京大空襲の被害を免れたこともあって、昔ながらの商店街の雰囲気が残っている。

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といっても、古い建物は所々に残っているだけだ。

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細長いワンルームマンションなどが低層の店舗と混在する街並みだけど、大勢の人で賑わっており、活気が感じられるね。

水天宮の向かいには、有名な"ゼイタク煎餅総本店 重盛の人形焼"がある。

Img_8845

"ゼイタク煎餅"とは、戦時中、貴重品だった卵や砂糖を使った贅沢な菓子ということで名が付いたそうだ。
この店内で人形焼とゼイタク煎餅を製造している。
確かに鶏卵の箱が山積みされていたね。
人形焼とゼイタク煎餅を土産に買った。

人形焼は他の店でも売っている。
甘酒横丁にある""亀井堂"も老舗のひとつだ。
店内を覘いてみると、日本橋の麒麟像の瓦せんべいがあったので、買い求めた。

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地方では元気がない商店街が増えているが、繁盛のヒントを日本橋人形町に見つけられないかと思う。

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2012年3月 2日 (金)

対称性の中の非対称

これは日本橋南端の向かって右側の獅子像だ。

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そして、これが左側の獅子像だ。
左右対称の配置で、外敵は通さないと言わんばかりに、橋を渡る者を睥睨している。
前脚を乗せているのは東京市の紋章だね。

P2198005

像を見上げているときは気づかなかったのだが、撮った写真を見て驚いた。

左側の獅子は口を開けているのに、右側の獅子は口を閉じている。
これは阿形(あぎょう)と吽形(うんぎょう)ではないか。

阿吽(あうん)は仏教の真言で、阿は口を開いて最初に出す音、吽は口を閉じて出す最後の音、それぞれ宇宙の開闢と終焉を表す言葉とされた。

日本では、寺院の仁王像や神社の狛犬は、阿形と吽形の対になっている。
仁王像や狛犬は、向かって右が阿形、左が吽形が一般的だから、日本橋の獅子像とは逆だけどね。

日本橋の獅子像は、実は狛犬なのではないだろうか。
対称性の中の非対称、日本橋にはその名のとおり、とても日本的な思想が込められているね。

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2012年3月 1日 (木)

麒麟の翼

映画"麒麟の翼"を観て、日本橋の麒麟像を見なくてはと思い、早速出かけた。

麒麟(きりん)
中国の想像上の動物。聖人が出現する前兆として現れるといわれた。体形は鹿、蹄(ひづめ)は馬、尾は牛に似て、頭に1本の角があり、全身から5色の光を放つという。一説に、麒は雄、麟は雌という。
 ~大辞泉より~

当然のことながら想像上の動物である麒麟の実物を見ることはできない。
日常生活で一番多く見かける麒麟の絵はこれだろうね。

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この絵のとおり、"ふつうの麒麟"に翼は描かれていない。

日本橋の欄干中央部には装飾柱がある。
装飾柱に背を向けて二体の麒麟像が据えられている。
装飾柱は橋の両側にあるから、麒麟像は合計四体だ。
もしかしたら、麒と麟のペアかもしれないね。
日本橋の麒麟像は見慣れた麒麟とはずいぶんとイメージが違う。
私も映画を見るまでは、日本橋の像は西洋のドラゴンだと思い込んでいた。

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"麒麟の翼"でも語られていたように、日本の道路の起点となる日本橋から飛び立つというイメージから、この麒麟の背には翼が生えている。
また、"お座り"をしている麒麟は、他にあまりないだろうね。
どうやら台座の大きさが小さく、装飾柱と調和させるために縦長の空間に麒麟像を収める必要があったらしい。

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面白いことに、東京都公文書館のホームページには、"翼と背びれとを検討した結果、羽が生えたような形の背びれを採用しました"と説明されている。
おや?これは翼ではなく、背びれなのだろうか・・・?
鳥やコウモリの翼とは異なり、前肢が翼に変化したものではない。
確かに、トビウオの鰭(胸ビレだけど)のように、軟骨に支えられた皮膜にも見える。

また疑問ができてしまったね。

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しかし、立派な装飾なのに首都高速が覆いかぶさって、これでは翼が生えた麒麟も飛び立つのに苦労するだろう。

小説と映画の効果なのだろう、私と同じように麒麟像の前で足を止めて見入ったり、記念写真を撮る人が多い。
開通100年を過ぎて日本橋がこれだけ注目されるとはねぇ。

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日本橋には、麒麟の他にも動物の装飾がある。

P2198005

橋の四端には獅子像が据えられている。
製作者は、ヨーロッパの盾をもつライオン像を取り入れるように依頼されたらしい。
外敵から街を守る盾を持つ西洋のライオンをイメージしたのだろうが、日本橋の獅子像は盾の代わりに東京市(東京都)の紋章を持っている。

橋の装飾をよく見ると、西洋的なデザインを主体としながらも、和風なモチーフも取り入れた和洋折衷になっていることが分かる。
いかにも明治の時代らしいね。

と終わるはずだったけど、改めて写真を見ると妙なことに気がついた。

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