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2011年9月28日 (水)

Blue~ルリボシカミキリの青

私がニックネームを拝借しているルリボシカミキリ(瑠璃星髪切:Rosalia batesi )はとても美しい昆虫だ。
日本産のカミキリムシの中では最も美しい種だと思っている。

「ルリボシカミキリの青」(文芸春秋)には、著者の福岡伸一さんとこのカミキリムシの出会いが記されている。

P8036112

朽ちかけた木の襞に、ルリボシカミキリがすっとのっていた。
嘘だと思えた。
しかしその青は息がとまるほど美しかった。
しかも見る角度によって青はさざ波のように淡く濃く変化する。
それは福岡ハカセがハカセになるまえの、ぎれもないセンス・オブ・ワンダーの瞬間だった。
こんな世界がなぜこの世界に存在しているのだろう。
 

P8036131

ルリボシカミキリは、北海道、本州、四国、九州まで広く分布するが、西日本での分布は局所的だ。
ブナ、ケヤキ、クルミ、ヤマハンノキなどの広葉樹の立ち枯れ、伐採木に好んで集まる。
体長14~30mmの成虫が姿を現すのは6~8月だ。
体全体がビロード状の細かい毛で覆われ、鞘翅には3対の黒い紋様がある。メタリックな光沢はない。
触角は節ごとに青と黒に色分けされ、黒色部に短毛が生えて膨らんで見える。ボンボンみたいで可愛らしい。

私が初めてこのカミキリムシを見たのは、西丹沢のキャンプ場に置かれていた伐採木の上だった。
小学生だった息子と二人で、図鑑でしか見たことがなかった憧れのカミキリムシをこの目で見て、大喜びした。

P8036137

四半世紀前まではブナ帯などの山地が主な生息地だったが、最近では低地の雑木林や住宅地でも見られるようになった。
生息域が徐々に拡大しているのだ。

以前に比べると希少性はなくなっているかもしれないが、ルリボシカミキリの神秘的な美しさは変わらない。

センス オブ ワンダー(sense of wonder)、つまり、自然の神秘さや不思議さに目を見張る感性は、多くの人が共有している。
私も”ルリボシカミキリの青”に魅了された一人だ。

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コメント

るりぼしさん
” いつも、お世話になっています! ” って、
つい、お声をかけてしまいましたぁ~!
でも、ほんと色鮮やかで綺麗ですねぇ・・・。 
頭の触角がご立派で、 ウットリしてしまいますぅ。。。

こんばんは
かみきりの青、私も出会いたいな-。
無理だと分かっていても、祈ってみます。

ナンシーおばさん さん

カミキリムシの触角って面白いですよね。
種によって例外も多いですが、とにかく長くて、節々で色が異なっているんです。

アットマン さん

昨年、相模原市内の住宅地でルリボシカミキリが見つかっています。
ちょっとした雑木林が近くにあれば、ひょっこりと庭に現れるなんてことがあるかもしれません。
出逢うのは年に1回くらいの運任せです。

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