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2011年9月の記事

2011年9月30日 (金)

恐竜の末裔

このタカの種名は分からなかったが、鋭い眼光と鉤のような嘴に惹きつけられた。

なんて力強くて美しい鳥なんだろう。
人に飼育されているとはいえ、野生の気高さが感じられるね。

Img_7687

下の2枚の写真を見比べると、虹彩と瞳の色が少し違うのがわかる。

Img_7699_2

こちらは瞬膜が開いている通常の状態。
虹彩が鮮やかな黄色で、目に強い力を感じる。

Img_7698

こちらは瞬膜が閉じかけている状態だ。
瞬膜とは、まぶたと眼球との間に位置する半透明の膜で、眼球を覆ったり開いたりする。
まぶたは上下方向に開閉するが、鳥類の瞬膜は左右方向に動く。
ヒトを含む多くの哺乳類の瞬膜は退化して、わずかに痕跡が残っているだけだ。

流石、ティラノサウルス類の末裔だ。
6550万年前には、人の御先祖様である哺乳類は恐竜に怯えながら暮らしていた。
今でも猛禽類の主な獲物は小型の哺乳類だ。
庭のスズメは可愛らしいばかりだが、猛禽類を見ていると現生鳥類が恐竜の子孫であることに納得するね。

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2011年9月29日 (木)

吸い込まれそうな目

あるイベントで、猛禽類の展示をしていた。

猛禽類とは、鋭い爪と嘴を持ち、他の動物を捕食(または腐肉食)する習性のある鳥類の総称で、タカ目、フクロウ目などを指す。

動物園で檻の中に入っているワシ、タカ、フクロウは何度も見たことがあるが、これだけ間近で見るのは初めてだ。

Img_7615

ワシミミズク(鷲木菟:Bubo bubo )は、翼を広げると180cmにもなる大型のフクロウだ。
分布は、極地圏と熱帯を除くユーラシア大陸の大部分で、日本では留鳥として北海道北部の人里離れた森林で生息しているのが確認されている。
獲物となるのはノウサギやネズミなどの中・小型の哺乳類だ。体が大きく力が強いので、最強の「夜の猛禽」と呼ばれているそうだ。

ワシミミズクの黄褐色の羽には不規則な縞や斑があるが、これがなんとも美しい。
足の爪と黒い嘴は鋭く尖り、いかにも肉食の鳥類といった印象だ。
”ミミズク”の由来となった頭の羽角がユーモラスだね。

Img_7625

一番印象に残ったのは、その丸くて大きな目だ。

Img_7625r

虹彩は美しい橙色で、目が合うと吸い込まれてしまいそうだ。
闇夜でこの眼はどのように見えるのだろうか。

瞳には窓の外が写っている。
闇空を自由に舞うことを、彼が願うことは有るのだろうか。

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2011年9月28日 (水)

Blue~ルリボシカミキリの青

私がニックネームを拝借しているルリボシカミキリ(瑠璃星髪切:Rosalia batesi )はとても美しい昆虫だ。
日本産のカミキリムシの中では最も美しい種だと思っている。

「ルリボシカミキリの青」(文芸春秋)には、著者の福岡伸一さんとこのカミキリムシの出会いが記されている。

P8036112

朽ちかけた木の襞に、ルリボシカミキリがすっとのっていた。
嘘だと思えた。
しかしその青は息がとまるほど美しかった。
しかも見る角度によって青はさざ波のように淡く濃く変化する。
それは福岡ハカセがハカセになるまえの、ぎれもないセンス・オブ・ワンダーの瞬間だった。
こんな世界がなぜこの世界に存在しているのだろう。
 

P8036131

ルリボシカミキリは、北海道、本州、四国、九州まで広く分布するが、西日本での分布は局所的だ。
ブナ、ケヤキ、クルミ、ヤマハンノキなどの広葉樹の立ち枯れ、伐採木に好んで集まる。
体長14~30mmの成虫が姿を現すのは6~8月だ。
体全体がビロード状の細かい毛で覆われ、鞘翅には3対の黒い紋様がある。メタリックな光沢はない。
触角は節ごとに青と黒に色分けされ、黒色部に短毛が生えて膨らんで見える。ボンボンみたいで可愛らしい。

私が初めてこのカミキリムシを見たのは、西丹沢のキャンプ場に置かれていた伐採木の上だった。
小学生だった息子と二人で、図鑑でしか見たことがなかった憧れのカミキリムシをこの目で見て、大喜びした。

P8036137

四半世紀前まではブナ帯などの山地が主な生息地だったが、最近では低地の雑木林や住宅地でも見られるようになった。
生息域が徐々に拡大しているのだ。

以前に比べると希少性はなくなっているかもしれないが、ルリボシカミキリの神秘的な美しさは変わらない。

センス オブ ワンダー(sense of wonder)、つまり、自然の神秘さや不思議さに目を見張る感性は、多くの人が共有している。
私も”ルリボシカミキリの青”に魅了された一人だ。

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2011年9月27日 (火)

Blue~青いハチ

ハチはどんな色をしているか?

ミツバチなどの多くのハナバチやスズメバチ、アシナガバチなどの社会性の狩りバチは黒と黄の模様を纏っている。
これが、一般的なハチのイメージだろうか。

もちろん、ハチ類には数多の種があって、種ごとに様々な体色をしているので、”黒と黄”以外のハチだってたくさんいるけどね。

しかし、ルリモンハナバチ(瑠璃紋花蜂:Thyreus decorus )のように、鮮やかなスカイブルーをしている種は特異的で珍しい。 

P8292224

体長は約13mmで、8~10月に成虫が姿を現す。
私は自宅近くの緑地で見つけたが、群れて飛んではおらず、その数は少ない。

ルリモンハナバチは”労働寄生”することが知られてる。
詳しい生態はまだよくわかっていないようだが、他のハナバチ類の巣に侵入して、宿主が我が子のために集めた花粉団子に卵を産み付けるのだ。
自分では巣を造らず、花粉を集めることもしない”ちゃっかり者”だね。

P8292228_2

ルリモンハナバチは、本州、四国、九州に分布するが、地域によっては極めて珍しく、”幻の青いハチ”などと呼ばれているようだ。

初めて見た時は、この種のことを知らなかった。
暫くの間、名前も知らないハチの青の美しさに感動して、カメラを構えるのを忘れてしまった。

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2011年9月26日 (月)

実りの秋

千葉県の鴨川市には、首都圏に一番近い棚田”鴨川大山千枚田”がある。
テレビ番組などで紹介されることが増えているので、訪れる人が多い。

Img_4766

約4ヘクタールの急傾斜地に、300枚以上の田圃が階段のように連なっている。
刈り入れを待つ稲穂が風になびく様は、とても美しい。

Img_4779

平地の田圃に比べて耕地整理が遅れたことが、ここの棚田が現在も存在する理由といわれている。

ただ、大型の農耕機械が使えない棚田を経営するのは難しい。
この美しい景観を保全するために、NPO法人 大山千枚田保存会では、”棚田オーナー”、”棚田トラスト”、”酒づくりオーナー”などの制度を取り入れて、人手と資金を調達している。

大山千枚田

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2011年9月25日 (日)

台所のハエトリ

ハエ取り紙のことではない。

台所の壁をハエトリグモが歩いているのを見つけた。
静止するわけではないが、しばらく撮影に付き合ってくれた。

Jumping Spider

P9030335

触肢には純白の毛が生えている。また、腹部の白縞がよく目立つ。

P9030333

ハエトリグモは8個の眼を持っている。
前列の4個は正面を向いて配置する。前中眼対が最も大きく、これに比べて前側眼対はやや小さい。
頭胸部の背面周囲に並ぶ他の4個の眼は小さい。

P9030333r

ハエトリグモは、本当に視力が高いと思う。
カメラを近づけるとその方向に頭を向けるのだ。
レンズ越しに、ハエトリグモと目が合っているようで可笑しくなる。

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2011年9月24日 (土)

カニの抱卵

自宅近くの緑地を散策していたら、歩いているカニを見つけた。
時刻は正午頃、水辺から20メートルほど離れた林の中だ。

甲羅の幅は3cm位。体は褐色で脚は白い。
サワガニかなと思ったが、見慣れたサワガニはもっと赤色が強い。

コンパクトカメラを近づけたら、警戒したのだろうか歩みを止めてくれたので撮りやすくなった。

Img_7416

何回かシャッターを切った後、”何か変わっているな”と思った。地面から体を高く上げているので、妙に腰高に見えるのだ。

軽くフラッシュをあてて撮ると、腹に卵を抱えているのが分かった。

Img_7409_2

この母親は、腹を地面に引きずらないように体を持ち上げて歩いていたのだ。

Img_7403

急に得体のしれない者が近付いてきたので、静止してやり過ごそうとしているのだろうか。
鋏脚(はさみ)で腹の卵を守ろうとしているのは、さすがはお母さん、健気だね。
かなり大粒の卵で、数は数十個くらいだろうか。

(撮影日は2011年9月10日)

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2011年9月23日 (金)

旧岩崎邸庭園

上野の不忍池にほど近い、池之端にある”旧岩崎邸庭園”を散策した。
三菱創設者・岩崎家の茅町本邸だった建物とその庭園が、都立公園として整備され、一般に公開されている(有料)。

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1896年(明治29年)に建てられた旧岩崎邸は、有名なジョサイア・コンドルによって設計された。
木造2階建・地下室付きの洋館は、本格的なヨーロッパ式邸宅で近代日本住宅を代表する西洋木造建築だ。
威風堂々とした尖塔が見事だね。

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洋館の南側には広い芝生が広がっている。列柱の並ぶベランダの窓は大きい。

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建物の内部は撮影禁止だったが、柱や壁などの細部まで装飾が施され、重厚で趣があったね。

(撮影日は2011年9月11日)

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2011年9月22日 (木)

不忍池

上野恩賜公園の南端にある不忍池は、なかなか面白い場所だ。

縄文時代には江戸湾の入り江だったが、海退によって取り残され池となったそうだ。

現在の不忍池は、”蓮池”、”ボート池”、”鵜の池(動物園内)”の3つの池に区画されている。

”蓮池”は、蓮が一面に繁茂しているので、水面をほとんど見ることができない。
花の時季は綺麗かもしれないけど、ちょっと増え過ぎじゃないかな。

Img_7518

蓮池のほとりに立派な”めがね之碑”がある。
碑に刻まれているのは、徳川家康が愛用したメガネ。老眼鏡だろうか。

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”ボート池”には貸しボートがある。水面は涼しげだが日差しが強い日は日除けが必要だろうね。

Img_7530

貸しボートの営業開始が1931年だから、80年の歴史があるそうだ。
池之端側には高層ビルが幾棟も立ち並び、公園側とのギャップが面白い不思議な空間だ。

(撮影日は2011年9月11日)

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2011年9月21日 (水)

帰宅難民

20時17分

京浜東北線がようやく運転再開したが、時速25Kmの徐行運転。
線路上の障害物を撤去するために桜木町で運転見合わせ。

京浜急行は運転再開の目途たたず。

いつ、家に帰り着くのだろう。

20時42分

京浜急行は運転再開したようだが、横浜駅はホーム混雑のため入場規制。中に入れない。

20時50分

普通電車しか運転していないようだ。とりあえず新逗子行きに乗車。

21時6分

南大田でしばらく停車。

21時14分

上大岡で前の席が空いた。疲れているので座ってしまう。やれやれ。

21時30分

金沢文庫で浦賀行きの普通電車に乗り換え。せっかく座れたのに、また立つ羽目になった。車内は朝のラッシュ時並だね。

21時42分

金沢八景で特急に乗り換えようとしたけど、超満員で乗り込めなかった。
いつの間にか風が収まり、静かな夜だ。

22時3分

堀ノ内で特急に乗り換え。

22時8分

ようやく久里浜に到着した。普段の倍かかったね。

帰れたのだから帰宅難民ではなく困難者くらいだったね。

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恐竜博(その4)

ティラノサウルスとトリケラトプスが地上を闊歩していたのは、白亜紀末期(7000~6550万年前)だ。

白亜紀は”中生代”最後の地質時代にあたる。
地質時代は、生物種の大量絶滅とこれに続く新しい生物種の出現によって、区分されている。

6550万年前、大繁栄していた恐竜は突然姿を消してしまう。
ティラノサウルスとトリケラトプスは、”最後の恐竜”たちなのだ。

恐竜たちが絶滅した原因には様々な説があるが、最も有力な説は”隕石衝突説”だ。
世界各地の地層を調べると、”白亜紀(Cretaceous period(独語:Kreide)”と”古第三紀(Paleogene period)”の境界層(K/Pg境界)に、地球上では希少なイリジウムが異常に濃縮されている。

直径約10Kmの小惑星がユカタン半島に衝突したことによって、膨大な量の塵が地上に降り注いだ。
この降下塵にイリジウムが多量に含まれていたのだ。
小惑星衝突の衝撃も凄まじいものだったろうが、その後の気候の大変動が恐竜絶滅の原因となったようだ。

Img_7501

ニューメキシコのK/Pg境界標本の中央部に、厚さが数cmの白いイリジウム層がある。
恐竜絶滅の証拠を目にすると感慨深いものがあるね。

最初の疑問に戻ろう。
ティラノサウルスとトリケラトプスは、なぜ恐竜界のスターなのか?
もちろん、大きくて、強くて、格好が良く、繁栄していたのが主な理由だろう。

でも、私が両種に惹かれる理由は他にもある。
彼らの絶滅の原因は、地球上の他の生物との生存競争に負けた訳ではない。
”わが世の春”を謳歌していた最中に、突然、全くの偶然でその幕を下ろされてしまった。
その悲劇性が”最後の恐竜”である両種には感じられるのだ。

とは言っても、彼らが絶滅しなければ哺乳類の躍進もなかったし、私はこの世に存在しなかったけどね。

恐竜博(その1)

恐竜博(その2)

恐竜博(その3)

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2011年9月20日 (火)

恐竜博(その3)

2大スターのもう一方、私が一番好きな恐竜であるトリケラトプス(Triceratops )は、ティラノサウルスと同じ白亜紀末期(7000~6550万年前)に生息していた大型の植物食恐竜だ。

トリケラトプスが載っていない恐竜図鑑などあり得ないね。
ティラノサウルスと同じくらい有名で人気がある恐竜だ。
ティラノサウルスに襲われ、その後治癒した傷跡を持つトリケラトプスの化石が発掘されている。
両者は命のやり取りを繰り広げたライバルでもあったのだろう。

”3本の角を持つ顔”を意味する学名のとおり、鼻上に1本、額に2本生えている大きな角と、後頭部から後ろに広がったフリルが特徴だ。

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この標本の推定全長は5.7m。
間近で見るとその大きさと現生動物とは明らかに異なる”恐竜オーラ”に圧倒される。

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こちらは、まだ角とフリルが小さいトリケラトプスの幼体頭骨だ。
恐竜に可愛いという言葉は似合わないのかもしれないが、子牛の様にけっこう愛らしかったのではないだろうか。
温和な性格だったら、頭を撫でることができたかもしれないね。

恐竜博(その1)

恐竜博(その2)

恐竜博(その4)

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2011年9月19日 (月)

恐竜博(その2)

今回の恐竜博のキャッチコピーは、”ティラノサウルス×トリケラトプス 恐竜2大スターの競演!”となっている。

確かに、白亜紀末期(7000~6550万年前)に生きていたこの2種はメジャーな存在だろう。
恐竜好きでなくても、名前を知っている人は多い。
では、なぜこの2種が人気者なのだろうか?

元来、人気のあったティラノサウルス(Tyrannosaurus rex ) の名を一躍有名にしたのは、映画”ジュラシックパーク”だろう。
映画の中では「T レックス(ティー・レックス)」と呼ばれていた。一般には馴染みがない学名が、これほど有名になっているのも珍しい。
ティラノサウルスが”暴君のトカゲ”、レックスが”王”を意味するようだ。
正に”名は体を表す”だね。

Img_7488

当代きっての肉食大型恐竜であり、地球史上最強の陸生ハンターの巨大な頭部と顎は、いつ見ても迫力満点だ。
体格に比べて異常に小さな前肢の形態と機能については、諸説入り乱れて論争が続いている。
展示では、肩と腕の筋肉の場所と大きさから、この小さな前肢が獲物を捕えてつかむのに強大な力を発揮できることを示していた。

小さすぎて自分の口にも届かない前肢が本当に役にたっていたのだろうか。
生きているティラノサウルスの前に立つことなど、まっぴら御免だが、生体をこの目で見てみたいね。

Img_7495

これは、ティラノサウルスの幼体の頭骨だ。
この化石の大きさはおよそ50cmで、現存するティラノサウルスの頭骨標本の中では最小。
成体にくらべて細長くて、華奢な印象だね。

恐竜博(その1)

恐竜博(その3)

恐竜博(その4)

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2011年9月15日 (木)

恐竜博(その1)

国立科学博物館で開催されている”恐竜博2011”に高校生の息子と二人で行ってきた。

恐竜博2011

朝の9時30分頃には到着したのだが、既に会場は多くの人であふれていた。
やはり、親子連れ(小学生くらい)が多かったね。子どもの恐竜人気は相変わらずのようだ。
こんな光景を見ていると、まだまだ日本も大丈夫だと思える。

Img_7440

始祖鳥(Archaeopteryx )は、1億5000万年前に生きていた、最も原始的で最も古い”最初の鳥類”だ。
しかし、翼の構造は滑空や飛行に適しておらず、樹上から地上へ”パラシュート的な落下”しかできなかったようだけどね。
もちろん、鳥類の祖先だから体は羽毛で覆われている。

現生鳥類が恐竜の子孫であることはすっかり定説となったようだ。
庭で餌を啄ばむスズメが恐竜の子孫とはイメージしにくいけどね。

主に中国で発掘される化石で羽毛をもつ恐竜の研究が進められている。
鳥類とは異なる系統の恐竜にも羽毛をもつ種がいたことが明らかになってきた。
どこまでが恐竜でどこからが鳥類なのか、境界線を引くことが困難なほどに連続的な進化があったと考えられている。

Img_7445

アンキオルニス(Anchiornis huxleyi )は、始祖鳥とほぼ同じ時代の地層から発見された羽毛恐竜だ。
現生鳥類とは異なり、後肢にも羽毛が生えている。
樹上に進出した小型肉食恐竜の中から、前後4枚の翼を使って、樹から樹へ滑空する種が現れたようだ。

現生鳥類の多くは美しい色彩に富んだ羽毛をもっている。
かつて生きていた羽毛恐竜はどうだったのだろう。
古生物の想像図は文字どおりイラストレーターの想像の産物であり、化石からは羽毛の色彩を再現することはできないと考えられていた。

Img_7513

ところが昨年、発掘した化石を用いて、恐竜の羽毛の色を科学的根拠に基づいて推定する手法が発表された。
色素は特定の細胞小器官で作られるが、細胞小器官の構造によって作られる色素が異なる。
この細胞小器官を電子顕微鏡でスキャンし、色素(つまり色)を特定する。
色素ごとに細胞小器官の数と分布を解析すれば、羽毛の色を推定することができるのだ。
上の写真は解析に使われたアンキオルニスの化石だ。

恐竜はどんな色をしていたのだろうか。
現生鳥類を見れば、ド派手な羽毛をまとった恐竜がいても不思議ではない。
雌雄で色が異なっていたかもしれないね。
想像するだけでも楽しいが、これからは科学的に解明されるようになるのだろう。

恐竜博(その2)

恐竜博(その3)

恐竜博(その4)

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2011年9月14日 (水)

横浜港

先週、仕事で神奈川県民ホールのイベントに行った。

横浜港のシンボルである山下公園、大桟橋は、県民ホールのすぐ前にある。
横浜港が一望できる絶好のロケーションだね。

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樹木のすぐ向こうが山下公園、右奥が大桟橋、左がみなとみらい地区だ。

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この日、大桟橋には大型客船は入港していなかった。
巨大な豪華クルーズ船が接岸している様は、見ごたえがあるだろうね。

R0016387_3

やはり横浜には氷川丸がなくてはね。その向こうは山下埠頭とベイブリッジ。

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みなとみらい地区と赤レンガ倉庫は、移り変わる横浜の新旧の対比になっている。

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2011年9月13日 (火)

活断層を見る

活断層の断層面は地中にあり、通常は見ることができない。
活断層を調査する時は、トレンチ(塹壕だね)という深い溝を掘る。
だから市街化が進むと断層の位置を特定するのが困難になってしまう。
地震が起こると地表に断層が生じることがあるが、これは”地震断層”であり活断層の断層面ではない。

三浦市に存在する南下浦断層の断層面を観察することができる貴重な場所がある。

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ある公共施設の裏手の崖に姿を現している南下浦断層の露頭だ。
写真中央にある縦に走る亀裂が断層面だ。写真の右手が北側、左手が南側になる。
南下浦断層も右横ずれ断層だから、断層は右手(北側)が手前に、左手(南側)が奥に動く活動を過去に何回も繰り返して、大きな地震を引き起こしている。

活断層はいわゆる”直下型”の地震を引き起こす。
三浦半島断層群が活動すれば、三浦半島の市町に大きな被害が出ることは避けられない。

行政に防災対策を委ねても万全ではない。
少しでもその被害を軽減する”減災”について、個人が考えて家族やコミュニティーで話し合っておくことも大切なのだろうね。

横須賀の活断層(その1)

横須賀の活断層(その2)

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2011年9月12日 (月)

横須賀の活断層(その2)

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さらに北武断層を西北西に辿ると、京浜急行の線路に行きあたる。
京急久里浜駅とYRP野比駅のほぼ中間だ。
ここには京浜急行の路線で最長のトンネルがある。
緑の丘陵にYRP野比側の緑の丘陵に単線のトンネルが小さく開口している。ちょうどこの付近に北武断層が存在している。
京浜急行の線路は北武断層を横切っているから、北武断層が活動すれば、線路、トンネル、鉄道設備に大きな被害が生じることは間違いないだろう。

活断層

Photo_6

さらに西北西に進むと、丘陵の上下に住宅地が広がっている。
丘陵の上は”ハイランド”という名の住宅地だ。
余談だが、日本で初めてカタカナの住居表示が施行されたのが私が住むこの街だ。

北武断層はこの丘陵の縁に沿っている。いや、北武断層の活動によって、丘陵の崖が生じたといった方が正確なのだろう。
断層のすぐ近くまで、老人ホームや住宅が建てられている。

北武断層の活動間隔は約2,500~1,000年、最近の活動は1,500~1,000年前と考えられている。次の活動は、いまこの瞬間かもしれないし、1,500年後かもしれない。
現在の科学技術では、活断層地震を予知することはできないのだ。

人が想定できる未来は、せいぜい10~30年後くらいではないだろうか。
これが地震対策が難しい要因のひとつだと思っている。

ともあれ、自分たちの命を守る為には、地震発生時の行動、避難方法・経路の確認、家族との連絡手段などを具体的にシミュレーションして、水・食糧を備蓄しておくしかないね。
いわゆる、減災の取組だ。

(撮影日は2011年8月28日)

横須賀の活断層(その1)

活断層を見る

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2011年9月11日 (日)

横須賀の活断層(その1)

7月の上旬、東日本大震災の影響で三浦半島断層群を震源とする地震の発生確率が高まったことが報道された。
三浦半島には、西北西から東北東に伸びる5つの活断層の存在が知られている。
北から、衣笠、北武、武山(以上、横須賀市内)、南下浦、引橋(以上、三浦市内)の各断層だ。
これらの断層は、断層面に向かって立つと断層の向こう側の地面が、見かけ上、右方向にずれる”右横ずれ断層”だ。

横須賀市役所は、「横須賀市の活断層」と「横須賀市域活断層および急傾斜地分布図(2万分の1)」を発行している。

これらの資料を見ると、自宅は衣笠断層と北武断層に挟まれた位置にあり、北武断層とは100メートルも離れていない。

北武断層の東の縁は、野比海岸で東京湾に突き当たっている。
野比海岸の地図で記された場所に行ってみても、断層が見えるわけではない。
写真の赤い線は、地図に示される断層のおおよその位置をマークしたものだ。

Photo_3

海岸通りから斜めに丘側に入る道路がある。この道路の真下に北武断層が存在することが確認されている。
東京湾の向こうに見えるのは房総半島だ。

Photo

道路のすぐそばには老人ホームが建っている。

Photo_4

野比海岸から北武断層を西北西に辿ると、”野比東ノ入公園”に行き着く。
ここは1997年に大規模な宅地開発がされた所で、開発工事の時には北武断層の存在が明らかになっていた。
活断層が動けば土地のずれや隆起・沈降が生じるので、直上の建築物には大きな被害が生じる。
そこで、この開発区域では断層の直上とその周囲25メートルの土地を宅地にせず、緑地帯として保全した。
北武断層の直上に位置する”野比東ノ入公園”は、活断層のランドマークだね。

将来、起こり得る地震による被害を低減させるこの取り組みは、とても先進的だったと思う。

横須賀の活断層(その2)

活断層を見る

(撮影日は2011年8月28日)

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2011年9月10日 (土)

谷川岳山頂のハチ

8月の谷川岳登山では、狭い登山路で他の登山客に迷惑をかけてはいけないので、昆虫や植物の写真があまり撮れなかった。

山頂近くに咲く花にクロスズメバチ類が集まっていたので、少しだけ撮影した。

Correcting now !!(クロスズメバチ)

強い風が吹いていたし、曇りがちだったので良い写真は撮れなかったけどね。

多く見られたのは、頭盾の模様からシダクロスズメバチ(Vespula shidai )だと思われる。

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撮影している時から、なんか違うなぁと思っていたが、雄バチが多く集まっていたようだね。

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クロスズメバチは可愛らしい顔をしている。雄バチは雌バチに比べて、ほっそりとした醤油顔かな。

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この雄は、なぜか大顎を開いて怒っているように見える。
拡大してみたら、左前脚に小さなアリが噛みついていた。
そりゃ怒るよなぁ。面白い。

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数は少ないが、キオビクロスズメバチ(Vespula vulgaris )の雄を見ることができた。
横須賀では見たことがない。主に山地に生息するハチで、生態がよくわかっていないようだ。

(撮影日は2011年8月12日)

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2011年9月 9日 (金)

Heartbreak now

スジグロシロチョウ(筋黒白蝶:Pieris melete )は、同じシロチョウのファミリーであるモンシロチョウと混同されることが多い。

スジグロシロチョウはモンシロチョウより体が大きい。また、薄暗い場所を好むので、公園や林など樹木が多い所でよく見かける。

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葉にとまっているのがメスで、手前で羽ばたいているのがオスだ。

スジグロシロチョウのオスは、メスを見つけると後を追いかける。
メスが草花などにとまるとオスは接近して交尾をしようと挑む。
まあ、プロポーズをするわけだ。

ところが、既にメスが他のオスと交尾を済ませていると、メスは翅を開いて腹部を上方に突き出す。
これは交尾を拒否する姿勢なのだ。
写真のオスは”ごめんなさい”と求愛を断られている、つまりフラれてしまったところだ。

チョウの世界でも、相手を求め、思いを遂げるのはなかなか大変だねぇ。

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2011年9月 8日 (木)

Loving now !!(ヤマトシジミ)

ヤマトシジミ(大和小灰蝶:Pseudozizeeria maha )の雌雄が花房の上で交尾している。

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シジミチョウのファミリーには、体が小さく、翅の裏側が地味で目立たない種が多い。
ヤマトシジミの幼虫はカタバミを食草としている。
カタバミが生えている場所であれば、平地の道端や街中でも普通に繁殖するので、目にすることが多い。
よく地面近くをひらひらと飛んでいる小さな灰白色のチョウと言えば、思い当たる人も多いだろう。
でも、こんなに小さくて地味なチョウを気に留める人は少ないかな。

ヤマトシジミは年に5~6回も発生するから、春から秋の長い期間、観察することができる。

地味な翅だが、よく見ると複雑な紋様が美しい。

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2011年9月 7日 (水)

Loving now !!(アオスジアゲハ)

アオスジアゲハ(青条揚羽:Graphium sarpedon )の雌雄が、葉上で交尾していた。

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暖地の横須賀では、アオスジアゲハの成虫は4月から10月にかけて年に4回は発生するようだ。
幼虫はクスノキ科の樹木の葉を食べて成長する。
自宅の近くの照葉樹林には、タブノキ、クスノキがたくさん生えているので、アオスジアゲハの生息環境として適しているのだろうね。

私は横浜の関内に通勤しているが、関内駅、横浜市役所の前には”くすのき広場”という場所がある。名前のとおり、クスノキが街路樹として植えられている広場だ。

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関内は横浜市内で有数のオフィス街だが、アオスジアゲハがよく飛んでいる。
市役所前には幼虫の食草が豊富にあり、近くの公園やオフィスのプランターには成虫の栄養源となる花蜜が用意されている。
都会であってもアオスジアゲハには住みやすい環境なのだろうね。

昼休みで外出した時などにアオスジアゲハが飛んでいるのを見ると、仕事の疲れが少し癒される。

アオスジアゲハの飛翔は敏捷でとても素早い。
高い樹木の上や花の周りを、まるで何かを競っているように目まぐるしく飛び回る。
時々、彼らは単純に飛ぶのが好きなのではないかと思うことがあるね。

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2011年9月 6日 (火)

ハリーポッター

日曜日、大学生の長女と二人で横浜に”ハリーポッターと死の秘宝 patr2”を見に行った。

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世界的な大ベストセラーになった”ハリーポッターと賢者の石”が日本で発売されたのは、長女が小学校に入学した1999年だった。

さっそく購入したものの、小学校低学年の子どもには難しく、家族で読んだのは私だけだった。
”賢者の石”は、魔法学校に通う子どもたちの冒険譚で、悪に立ち向かうストーリーは単純だったが、世界観が魅力的で、私も読んでいて引き込まれた。
その2年後には映画化されたが、原作の雰囲気がうまく表現されていたし、子役が可愛らしかったね。

その後は、日本語版が発刊されれば購入し、新作映画が封切られれば家族全員で観に行った。

第3作の”アズカバンの囚人”あたりから、登場人物の関係が明らかになり、複雑な人間模様が描かれるようになった。
敵役の生い立ちを知ると、単純な勧善懲悪の物語ではなくなる。
作品としての読み応えは増したが、子どもには少し重苦しくなったかもしれないなぁ。
このころから、長男が熱心に読むようになった。
現在、息子の読書量はとても褒められたものではないが、読書習慣をつけてくれた物語として感謝している。

その後、長男に続いて次女も読むようになったが、長女は全く読んでいない。
本との出会いはタイミングも大事なんだろうね。

10年以上にわたって楽しませてくれたシリーズも、”死の秘宝”で完結してしまった。
映画を観終わって、”本当にこれが最後”と思うと、かなり寂しいね。
映画の出来については多々意見があるだろうが、私は楽しめたし、見て良かったと思う。

時間をつくって、物語の第1作から、通しで読み返してみよう。

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(撮影日は2011年9月3日)

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2011年9月 5日 (月)

Double rainbow

日曜日、妻と娘が中学校の部活グループのバーベキューに行った。曇りがちだったが雨は降らなかった。

場所は横須賀市平成町の”うみかぜ公園”だ。
東京湾唯一の自然島である猿島を間近に臨む開放的な公園で、休日には多くの家族連れなどで賑わう。

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夕方に大きな虹が架かったそうだ。それも二重のループだったという。妻がスマホのカメラで撮影した写真を見ると、確かに虹が二重になっている。

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妻と”珍しいなぁ”と話していると、息子が”先週、学校の近くで自分も見た”と言う。

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いずれも時刻は夕方とのことだ。
それほど珍しいことではないのかもしれないが、自分の眼で見てみたいね。

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2011年9月 4日 (日)

貴重な草原

雨が多い日本は、森林が発達しやすく、草原はできにくい環境にある。
森林が発達すると、太陽の光が遮られて草花の成長を阻害するからだ。
以前は、人里近くのあちらこちらに小規模な草地が見られた。
牛馬の飼料、茅葺きの屋根材など、日々の営みに必要な資源を得るために人為的に作られたものだね。

人の生活様式が一変して、この草原がすっかり減少してしまった。
草原に適応した昆虫は生息環境を失い、絶滅の危機に瀕している種もある。

冬の志賀高原は日本有数のスキーリゾートだ。でも、夏になるとあちらこちらに花畑が姿を現し、たくさんの昆虫が集まっている。

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なぜ、スキー場に草原があるのか。

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なんのことはない、花畑になっている所は雪がない季節のゲレンデだ。
ゲレンデを保守するために樹木は伐採され、陽光が降り注ぐ斜面は多くの種類の草花が生育するのに適した環境になっているのだ。

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キアゲハ(黄揚羽:Papilio machaon )がコオニユリ(小鬼百合:Lilium leichtlinii )の花蜜を求めて花を訪れている。キアゲハの腹が花粉でオレンジ色に染まっているね。

しかし、キアゲハは平地から山地まで、本当に”どこにでもいる”チョウだねぇ。
環境への適応能力が高く、食草であるセリ科植物の分布が広いこともあるのだろうが、環境への適応能力の高さには驚かされる。

遠くて近いフランス

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ノアザミも昆虫に好まれる花だが、当地のアサギマダラはもっぱらヒヨドリバナを訪れていたね。

海を渡るチョウ

コヒョウモン(小豹紋蝶:Brenthis ino )はノアザミの方が好きなのだろうか。

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クジャクチョウ(孔雀蝶:Inachis io )はユーラシア大陸に広く分布するが、東北地方や北海道を除いて、山地でしか見ることはできない。
当然、暖地の横須賀には生息していないので姿を見ることができて嬉しかったね。
日本亜種の学名がまた面白い。”I.i.geisha”の由来は、なんと”芸者”だという。派手な斑紋をしているからねぇ。

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大型のハムシ類であるヨツボシナガツツハムシ(四星長筒葉虫:Clytra arida )を見つけた。
鮮やかな赤地に黒の斑点がかなり目立つね。

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散策路を歩いていると”みちおしえ”がいて、しばらく撮影に付き合ってくれた。

みちおしえ

敏感な個体で、これ以上近寄らせてくれない。後翅の模様からニワハンミョウだと思うけど、体色が黒いなぁ。

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P8070004

スキー場なんて環境破壊の典型だと思っていた。

しかし、日本ではすっかり減少してしまった草原がスキー場には残されている。
スキー場のゲレンデによって、生息する昆虫の多様性が促進され、絶滅が危惧されている草原性昆虫の貴重な生息環境が保全されているのかもしれないね。

(撮影日は2011年8月7日)

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2011年9月 2日 (金)

海を渡るチョウ

志賀高原を訪れた8月上旬、草地には花がたくさん咲いていて、チョウが花蜜を求めて飛び回っていた。中でもアサギマダラの数が多く、なかなか見応えがあったね。

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アサギマダラ(浅葱斑:Parantica sita )は、翅の模様が鮮やかな大型のチョウで、その生態は不思議でとても魅惑的だ。
体内に毒を蓄積することで、鳥などの天敵から身を守る効果がある。

天敵に襲われにくいと自覚しているのだろうか、こんなに無防備なチョウは少ない。間近でカメラを構えても逃げる素振りを見せない。

浅葱色の毒

また、アサギマダラは”渡り”をするチョウとしても知られている。
日本本土と南西諸島や台湾の間を往復する”海を渡るチョウ”なのだ。

南西諸島や台湾で羽化した成虫は、春に北上して日本本土にやってくる。飛行距離は1,500Kmに及ぶこともあるそうだ。

南国生まれのアサギマダラは、日本で繁殖して大冒険の生涯を終える。
夏に発生する日本生まれの世代は、秋になると南西諸島や台湾まで南下して、彼の地で繁殖して次世代を残す。

海を越えて北上する個体と南下する個体は親子の関係であり、アサギマダラは世代を越えた大移動を繰り返しているのだ。

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この場所で観察したアサギマダラはこの周辺で羽化したばかりなのだろうか、翅がほとんど傷んでいない。
春に遥かな南国から日本にやってきた両親から生まれた子どもたちだ。

日本生まれのアサギマダラは、間もなく両親の生まれた南国へ旅立つ。たっぷりと花蜜を求めるのは旅支度なのだろうか。
こんなに小さく脆弱な体に、命を懸けた大移動のパワーが秘められていかと思うと、感嘆するしかないね。

私は南西諸島にも台湾にも行ったことがないが、彼の地でアサギマダラを観察して、この魅惑的なチョウによって結びつけられている日本本土との因縁を感じてみたいね。

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(撮影日は2011年8月7日)

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2011年9月 1日 (木)

らしくない

ノコギリカミキリ(鋸髪切:Prionus insularis )は、広く日本に分布している。体長は2~5cm位で成虫は5~9月に姿を現す。
触角が、鋸の刃のようにギザギザになっていることが和名の由来だ。

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真っ黒で、がっしり、ずんぐりした体型をしている。あまりカミキリムシらしくないねぇ。
昆虫に詳しくない人からみれば、ゴキブリと大差ないかもしれないな。

夜行性で灯火に飛来することが多いが、昼間にウロウロと活動していることもあるね。

P7081383

顔つきも他のカミキリムシと随分と異なる印象だ。
複眼が上方を向いているのが、なんともユーモラスだ。
ニッパーみたいな大顎が大きく発達しているので、咬まれたら痛そうだね。

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