« 人の手による自然美 | トップページ | 居眠り? »

2011年8月16日 (火)

玉虫色

たまむし‐いろ【玉虫色】
[1]
タマムシの翅のように、光線のぐあいで緑色や紫色などに変わって見える染め色、または織り色。
[2]
見方や立場によっていろいろに解釈できるあいまいな表現などをたとえていう語。「―の答弁」
大辞林より

P7205490

タマムシ(玉虫:Chrysochroa fulgidissima )の美しさは、日本の昆虫の中では五本の指に入るだろうね。
タマムシの翅は、メタリックな緑の地色に赤色のラインが入っている。見る角度や光線の強弱で色合いが変化し、微妙なグラデーションが虹のようで、見ているだけで引き込まれる。

国会では玉虫色の答弁が多用されているが、本来の”玉虫色”にはもっと神秘的な意味があったのではないか。

今は知らないが、私が小学生の頃は小学校の歴史の教科書に法隆寺に収められている”玉虫の厨子”が載っていたし、昔から日本人には馴染みの深い昆虫だったようだ。

P7205486

昆虫には疎い私の母親だってタマムシは知っている。
数年前に、母親にタマムシの標本がほしいと言われた。理由を尋ねたら「タンスに入れておくと着物が増える」そうだ。
脚が一本とれている標本をあげたらとても喜んだ。その後、母の服が増えた様子はないけどね。

7月下旬から8月中旬の盛夏に、タマムシはエノキやケヤキの梢の上をグルグルと旋回飛行をしている。強い日差しにキラキラと美しい翅が輝く。
必見の光景だが、頭上を向いての観察なので、首が痛くなるし炎天下の熱中症には用心しなくてはならない。

絶滅の危機に瀕してはいないが、どこにでもいる昆虫ではない。”いる場所にはいる昆虫”なのだ。
ほどぼどに珍しいのがタマムシらしくて良い。

Please click the nether banner if you sympathized with this blog.

にほんブログ村 その他ペットブログ 昆虫へ
にほんブログ村

Thank you very much.

« 人の手による自然美 | トップページ | 居眠り? »

鞘翅」カテゴリの記事

コメント

タマムシって滅多に見かけないです。
子供の頃に捕まえた記憶がありますが、せいぜい2回くらいでしょうか。
一生のうちで2回しか見ていないわけです。
あの美しさは、なかなか他にはない魅力ですね。

みつひろ さん

小型で地味な種が多い日本では、タマムシのような大型美麗種は特別な存在かもしれませんね。
東南アジアににもタマムシの仲間は多いですが、派手な原色であまり美しく思えません。
やはり、日本のタマムシが上品で綺麗だなぁ。

タマムシ
こんな光沢の装飾品をみた事がありますよ〜♪
昔はたまに見てたような〜でもこんなに輝いてたか?
覚えてません
きっと、似た虫だったんでしょうね。
それにしても綺麗

大海 さん

タマムシに限らず、生き物の色彩や形態は、様々な人造物のデザインに採り入れられていますねぇ。
特に、昆虫の多様な形態は人の想像力をかき立ててきたと思います。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 玉虫色:

« 人の手による自然美 | トップページ | 居眠り? »

ブログパーツ

  • 日本ブログ村
2019年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          
フォト
無料ブログはココログ