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2011年5月22日 (日)

東へ、そして北へ…150年

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ラミーカミキリ(Ramie髪切:Paraglenea fortunei )が姿を現す時期になった。

淡いブルーと黒の美しいカミキリムシだ。
体は大き過ぎず、小さすぎずで可愛らしい。

ラミーはイラクサ科の多年草カラムシの一種。
カラムシは、繊維を採るために古くから人に栽培されてきた。
いわゆる「麻(苧麻(ちょま))」だ。

現在、ラミーカミキリは、インドシナ半島北部から中国、台湾、日本まで広く分布する。

日本には、幕末か明治初期に、中国から輸入したラミーに紛れ込んで九州(長崎)に侵入したと言われている。

30年程前は、分布域は西日本で、関東地方では珍しかったようだが急速に東進したらしい。

10年ほど前から、東京都や神奈川県でもごく普通に見られる種となった。
カラムシの類いは、道端にたくさん生えているから、餌資源は充分だろう。

私の近所でも、擁壁に茂るカラムシ葉上のラミーカミキリは、すっかりこの時季の定番となっている。

150年かけて、ラミーカミキリは九州から関東へ進出してきた。
分布域は、「冬季の平均気温4℃の線以南の地域とほぼ一致する」とされ、温暖化にともないその分布域が北上傾向にあるとも言われている。

これが真実なら、今後は分布域を関東から北上させていくのだろうか。

昆虫が分布域を北へ広げる原因を、すべて地球温暖化に拠るのは適当ではないと思うが、150年後はどうなっているだろうか。

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コメント

おはようございます。
綺麗な淡いブルーと黒のコントラストが良いですね。
初めて見ましたが、やはり温暖化による北上ですか!
植物や果実なども同じような現象があるそうですから、これからも温暖化の影響は避けられないでしょうね。

ソングバード さん
生物の消長を、ひとつの原因に特定することは出来ないし、適当でないと思います。
でも、本州の平均気温が上昇傾向にあるのは事実のようですから、昆虫たちに影響しない訳がありませんよね。

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