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2011年5月25日 (水)

カラムシで会いましょう

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ラミーカミキリ(Ramie髪切:Paraglenea fortunei )の生活環は、常にカラムシ(苧:Boehmeria nivea )類と共にある。

5月頃から姿を現す成虫は、カラムシの茎や葉脈を齧って後食する。
後食とは、羽化した成虫が、性成熟するために採餌することだ。
カミキリムシの仲間は、幼虫と同じ食草(木)を後食することが多い。

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カラムシの葉上は、雌雄の出会いの場になる。
ラミーカミキリの雄は、雌に比べると小柄でスマートだ。
雌は自分より二回りは大きいでっぷりとした雌を相手に交尾に臨む。
交尾時間を正確に計測したことはないが、十数分かかる場合がある。
マツコDXのような雌に挑む雄の姿は、なかなかユーモラスで可愛い。

採餌や交尾の最中に警戒が薄れる昆虫は多いが、カミキリムシの仲間は敏感だ(鈍感な種や個体もいるけどね)。
ラミーカミキリも、不用意に近付くと交尾を中断して飛んでいってしまう。
こちらの姿が良く見えているようで、動きはかなり俊敏だ。
昼行性なので、天敵から逃れるために、高い視覚機能と運動能力を持っているのだろうか。

交尾を終えた雌は、カラムシの茎に卵を産み付ける。
孵化した幼虫は、茎の髄を食べて成長し、地下茎にまで食べ進む。

ラミーカミキリの生活環は、地下茎をもつ多年生植物であるカラムシを巧みに利用している。
まさに、揺りかごから墓場までカラムシなくしては生きてゆけない。

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コメント

こんにちわ♪
カラムシって、虫かと思ったら植物なんですね^^;
しかし、るりぼしさんの虫に関する知識って、すごいわ~。
昆虫に関するお仕事をされてるのでしょうか?

sweet pea さん

こんにちは
私はただの虫好きです。仕事もとくに昆虫に関係はありません。
誰かが発見したこと、調べたことを書いているだけで、昆虫の知識が豊富なわけではないんです。
またご覧いただければ幸いです。

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